いくら?で予想しちゃうぞ03!

もうリーグ戦始まってんのにいまさらかよ!の声には耳を貸さず・・・






今年初めて順位予想に挑戦しちゃいます。でも、そんなに各チームに詳しいわけでもないし、ふつーにやっちゃ面白くないんで、金額の要素を元に考えてしまいます。わはは。
 
 

─────J1─────




使用するデータは以下の5つ。
●全選手の年俸総額…総額のリーグ順位、昨季からの金額の上下動、昨季の年俸総額順位からの変動。このデータを最も重視。
●日本人選手の年俸総額…リーグ内での順位。日本人選手の年俸平均額とあまり変わらないので、補助データとして使用。
●日本人選手の年俸平均額…リーグ内での順位と、昨季順位との比較。あまり日本人年俸総額と変わらないが、選手数がリーグ最少のヴェルディだけが大きな違いを見せている。
●外国籍選手依存率…年俸総額のうち外国籍選手の年俸が占める割合の、リーグ内での順位と昨季との順位比較。この順位が高いチームは日本人選手の力が低く、逆に順位が低いと外国人選手による補強が弱いと考えられ、どちらも不安材料に。また順位が大きく変動しているチームは、チーム編成が大きく変わったことの表れと見ることができ、要注意。
●日本人選手の平均年齢…平均年齢のリーグ内順位。これが低いとまだ若い選手が多くチーム力が低い、高いとベテラン勢が多く安定した実力を持つチームと見ることができるが、ベテラン勢の多さは運動能力の下り坂につながることも考えられる。

*データの大もとの資料はこちら*

 
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
11位
12位
13位
14位
15位
16位
全選手
総額
鹿島
磐田
清水
名古屋
横浜
M
G
大阪
浦和
C
大阪
市原
東京
V
仙台
神戸
FC
東京
大分
京都
昨季
比較

18%

5%

10%

13%

11%

4%

12%

21%
0%

18%

32%

18%
0%

19%
順位
変動
+4
+3
+3
−4
−1
+6
−5
−3
+2
−4
−2
−5
日本人
総額
鹿島
磐田
横浜
M
清水
G
大阪
名古屋
C
大阪
仙台
神戸
京都
市原
FC
東京
浦和
東京
V
大分
日本人
平均
鹿島
磐田
清水
横浜
M
名古屋
G
大阪
C
大阪
神戸
仙台
東京
V
浦和
京都
FC
東京
市原
大分
順位
変動
+1
+3
−5
+3
−1
+4
−4
−3
−3
外国人依存率
浦和
東京
V
名古屋
市原
大分
G
大阪
神戸
FC
東京
仙台
C
大阪
清水
京都
磐田
横浜
M
鹿島
順位
変動
+8
−1
+1
−2
−3
−2
+3
−1
+2
+3
−7
−1
−8
−2
平均
年齢
仙台
鹿島
神戸
市原
大分
C
大阪
清水
FC
東京
磐田
横浜
M
名古屋
G
大阪
浦和
東京
V
京都
1.ジュビロは優勝できない!!
数字で見ると昨季とあまり変わってないようだが、高原の放出、さらにその代わりになるフォワードを獲得してないのが痛い! グラウ川口の出場増、西のフォワード起用でもカバーできるとは思えず、おそらくチーム総得点が20点ほど減るだろう。
こんな明らかな戦力ダウンがあるのに優勝できるほど、リーグは甘くないと思う。

2.アントラーズの優勝はほぼ決まり?

昨季より全選手年俸が18%アップ。相馬の復帰と大岩の獲得で、ディフェンスはさらに強固に。シーズン途中加入だったエウレルの出場&得点もさらに増えるだろうし、このチームが優勝できない理由が見当たらない。
唯一の不安は外国籍選手の割合がリーグ最低である点だが、去年も似たようなもんだったんで関係ないかと。

3.かわいそうだがトリニータの残留はムリ?

全選手総額で15位、日本人平均で最下位、しかし外国籍選手依存率では5位。これは去年のコンサドーレとよく似た状況。
つまり外国籍選手が不調だったらダメージの度合いが高いわけで、これを下回りそうなのは、総額で最下位のサンガ、外国籍選手依存度が今季急上昇でリーグトップのレッズ、日本人選手の額に比べて外国籍選手の額が高いヴェルディジェフくらいしかない。

4.どうなるサンガ

昨季5位の好成績にも関わらず、全選手総額が最下位となったサンガ。外国籍選手の人数もわずか1人で、もちろん外国籍選手総額も最下位。日本人平均額も外国籍選手依存率も低い。
黒部が去年リーグ日本人得点ランク3位になったのも、7得点7アシストのパク・チソン(→PSVアイントホーフェン)の力が大きかったはずだが。これはJ1残留も難しくなるか?

5.ベガルタ躍進?

あまり選手の動きのない今季J1の中で、目立つのがベガルタ。6人のJ1日本人選手、3人の外国籍選手を獲得し、総額上昇率はリーグトップ。全員が即戦力とは言えないが、外国籍選手の数もリーグ最多。これで、去年のように降格争いに加わることもなくなる?

6.どうしてくれようヴェルディレイソル

去年は降格争いまでしたのに総額ダウン率がリーグトップと、チーム強化の意志がほとんど感じられないレイソル。日本人選手の補強はほとんどせず、相変わらず外国籍選手に頼るヴェルディ。
この2チームが去年以上の成績をあげることは、ほぼないだろう。揃ってJ2降格なんて事態もあるかも。

以上を踏まえて、全チームを3グループに分けてみました。
優勝争いグループ・・・鹿島・横浜M・清水・磐田・名古屋・G大阪
中位グループ・・・仙台・市原・C大阪・神戸
降格争いグループ・・・浦和・柏・FC東京・東京V・京都・大分
で、全チームの順位予想はこれ!!

優勝
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
11位
12位
13位
14位
15位
16位
鹿島
清水
名古屋
G
大阪
磐田
横浜
M
仙台
C
大阪
市原
神戸
FC
東京
東京V
浦和
京都
大分

優勝争いグループのうち、全選手総額がアップしている2チームを上位、うち外国籍選手への依存度が低いエスパルスを2位に。外国籍選手依存度が大きく変動したことを不安材料に、マリノスを6位と少し低く予想。
中位グループからは補強の大きいベガルタセレッソを上に。下位グループでは外国籍選手依存度の高いレッズヴェルディをより低く見ました。

ついでにコストパフォーマンス予想!

こいつはつまり、年俸総額の割りによい成績を残すのはどのチームか、逆にコケるのはどこかを予想するという、ある意味このコンテンツのテーマに相反する内容。
予想のポイントとなるのは以下の2点。
●外国籍選手への依存度
基本的に日本人選手より外国籍選手は、チームの主力になることを期待されているわけで、当然年俸も高い。そんな中心選手がケガなどで不調になると、チームの成績にそのまま跳ね返る可能性が高い。
●平均年齢
一概には言えないが、若い選手は活躍に比べてまだ年俸が低い。逆にベテランは、それまでの実績により年俸が高くなっている。ということは、中堅やベテランの選手が下り坂に差しかかっていると、年俸に見合う働きをしないことが充分あり得る。

↓↓↓コケ予想↓↓↓

本命 浦和 予想コケ幅(年間順位が年俸総額順位より何位下回るか)最大9
外国籍選手3人の年俸がチームの半分以上を占めるので、大コケの可能性大。年間最下位もあるかも? 既にエジムンドの退団、エメルソンゼリッチも欠場がちなど、その兆候が見えている。
対抗  予想コケ幅最大7
年俸総額の減額率No.1。昨季の年間順位12位を上回ることはほぼ考えられず、J2降格もあり得る。
注意 名古屋 予想コケ幅最大5
外国籍フォワード2人が揃って不調なら、大きく順位を落とす可能性あり。
穴 清水 予想コケ幅最大10
外国籍選手への依存度が少し高まっているのが不安。最悪の場合は降格争いに加わるかも。
大穴 磐田 予想コケ幅最大7
高原の抜けた跡をまったくカバーできない場合、優勝争いどころではなくなるはず。
ダークホース 鹿島 予想コケ幅最大6
昨季は2ケタ得点の選手が不在で、守備陣に比べて攻撃が弱い傾向にある。柳沢エウレルが不調なら優勝争いから脱落するかも?

↑↑↑バケ予想↑↑↑

本命 京都 予想バケ幅(年間順位が年俸総額順位より何位上回るか)最大12
日本人選手の平均年齢が唯一U-23で、年俸が安く抑えられているこのチーム。昇り調子の選手ばかりで、昨季の順位さえ上回るか?
対抗 FC東京 予想バケ幅最大8
年俸の高い選手がいないのに、毎年中位の成績を残している。今季も年俸以上の活躍を期待。
注意 仙台 予想バケ幅最大6
今季最もチーム強化をしたと言える。昨季年間13位からどこまで上げられるか?
穴 神戸 予想バケ幅最大6
高給とりの選手を大量放出したため、年俸は抑えめになった。オゼアスの活躍次第で上位に食い込む可能性大。
大穴 大分 予想バケ幅最大7
これまでJ2から初昇格したチームの成績は、FC東京の年間7位がトップ。それを上回ることができるか? 可能性は低そうだが・・・。
ダークホース C大阪 予想バケ幅最大4
現役ボスニア=ヘルツェゴビナ代表のペラック、元エスパルスの得点源のバロン、リーグ出場250試合に迫るベテランの柳本など、昨季との比較データはないが手堅い補強をしている。J2得点王まであと1点だった大久保など、昨季の戦力がJ1でどこまで通用するか?
 
 

─────J2─────

J2各チームには年俸データがないので、チーム補強に関する5つのデータを使用。
●日本人選手の平均移籍回数…チームの全日本人選手に関して、チームを移動した回数を積算し人数で割る。J2の順位予想では最も重視。
●総選手数…チームの全選手数。表示は(日本人選手数+外国籍選手数)。
●新戦力人数…今季からチームに加入した選手の総数。総選手数と同様(日本人+外国籍)の形で表示。
●即戦力…新戦力のうち、Jリーグ通算出場数が10試合以上の選手+外国籍選手の人数。ただし外国籍選手の中には海外のチームを経験していない選手もいるので、その場合は日本人選手と同じJリーグ10試合以上の条件を適用する。移籍回数に次いで重視。
●日本人選手の平均年齢…ベテラン補強の証として、J1の予想より重視。

*データの大もとの資料はこちら*
 
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
11位
12位
移籍
回数
札幌
鳥栖
水戸
横浜FC
新潟
甲府
大宮
山形
川崎
湘南
福岡
広島

選手数
新潟
(28+5)
札幌
(30+3)
川崎
(30+3)
広島
(30+3)
福岡
(30+3)
大宮
(28+3)
甲府
(28+3)
水戸
(27+3)
湘南
(24+4)
山形
(26+2)
鳥栖
(24+3)
横浜FC
(23+3)
新戦力
人数
甲府
(17+1)
新潟
(11+4)
札幌
(11+3)
福岡
(9+3)
山形
(10+2)
水戸
(8+3)
横浜FC
(8+3)
鳥栖
(8+3)
湘南
(7+3)
大宮
(7+2)
広島
(7+2)
川崎
(5+3)
即戦力
人数
札幌
(9+3)
鳥栖
(7+3)
新潟
(5+3)
水戸
(4+3)
横浜FC
(4+3)
甲府
(7+0)
川崎
(3+3)
福岡
(2+3)
山形
(3+2)
大宮
(3+2)
広島
(0+2)
湘南
(1+1)
平均
年齢
新潟
鳥栖
横浜FC
大宮
札幌
川崎
山形
水戸
甲府
湘南
福岡
広島
1.今季は混戦!!
ほとんどのチームがJ1でレギュラーを張ったクラスの選手を補強している。特にサガンホーリーホック横浜FCヴァンフォーレの、J2でも強豪とは呼べなかったチームの強化が目覚ましい。
J2チーム間に力の差はなくなってきたようで、去年までとは違う意外なチームの伸びがあるのでは?

2.昇格はコンサドーレアルビレックス

J1昇格争いはコンサドーレサンフレッチェの今季降格2チーム、さらに昨季3位のルビレックスの3チームが抜きん出ている。コンサドーレはJ2通算得点数トップのウィルなど即戦力選手を多く獲得。アルビレックスも日本代表59試合出場の山口をはじめベテランを積極補強し平均年齢はリーグトップ。それに比べて久保藤本を放出したサンフレッチェは、実質サンパイオリカルドの外国籍選手2人を補強しただけ。五輪代表選手など有望な若手は多いが、J1より14試合も多いJ2では経験の差が出てくるんでは?
なお、昨季アルビレックスと勝点2差の4位だったフロンターレは、あまり日本人選手を補強していないので今季は優勝争いに加われないと見る。

3.下位は元J1チームが独占!

J1から降格して再昇格を果たしていないフロンターレベルマーレアビスパ。この3チームが意外と補強してない。ベルマーレの即戦力補強はレッズで準レギュラーだった通称“ロボ”池田学と、元コロンビア代表のリカルドの2人だけ。フロンターレとアビスパこそJリーグ経験のある外国籍選手を獲得しているが、日本人の補強はあまりない。
こんな状態で昇格争いできるとは思えない。他のチームはもっと積極補強しているので、この3チーム(+補強の少ないモンテディオ)が取り残される可能性は高いと思う。

というわけで、こんな予想してみました。

優勝
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
11位
12位
札幌
新潟
広島
鳥栖
水戸
横浜FC
甲府
大宮
川崎
福岡
山形
湘南

・・・「んなわきゃねーだろ!」と思う人が多いでしょうが。でも去年のデータから考えると、こんな感じになってしまうんですよこれが。
J2ももっと活性化してほしいっていう願望も含めての予想です、これは。
 
 

さて、シーズン終了時にどんな結果が出ますでしょうか。あんまり予想を裏切って好成績を残すようなチームがありましたら、しっかり謝らせてもらいますんでご期待のほどを♪