このスポーツ、いくら?

 


では、他のスポーツと比べてみましょう。まずは、落合の活躍で年俸がグンと上がった野球から。
 

イチロー(オリックス→シアトル) 53、500万(19、537万)
●まあ人気と実力の両方があるからねぇ。

松坂大輔(西武) 51、700万(18、888万)
●・・・・・・・・・・・・・何これ? 

松井秀喜(巨人) 45、700万(16、637万)
●まあ別に文句はないけど・・・。

高橋由伸(巨人) 39、600万(14、397万)
●へえ、そぉ。プロ何年目だっけ?

桑田真澄(巨人) 29、700万(10、731万)
●そんなに活躍したっけ?

江藤智(巨人) 27、800万(10、036万)
●FA制度のおかげだねぇ。Jリーグで移籍するときも移籍金ってのが発生するけど、それは選手じゃなくてチームに払われるカネだし、年齢高くなるほど安くなる制度だし。
   ※Jリーグの移籍金は選手年俸の何倍と決められていて、年齢が上がるにつれて倍率が少なくなり、
    30歳以上ではゼロになります。これには、まだ実績の少ない若い選手を、なるべく同じチームに
    保有させて育成させる目的があります。
 
清原和博(巨人) 27、500万(9、931万)
●こんなにもらっててレギュラーじゃなかったって、どういうこと?

石井琢朗(横浜) 24、600万(8、835万)
●ごめんなさい、よく知らない。

古田敦也(ヤクルト) 23、800万(8、565万)
●安定した成績残してるし、オリンピックの日本代表チームにも入るような選手だし・・・。あれ、結局シドニーオリンピック出なかったんだっけ?

斎藤雅樹(巨人) 21、100万(7、566万)
●まぁ、エースピッチャーだから。・・・そうだよねエースだよね?

工藤公康(巨人) 19、900万(7、125万)
●いいよねぇ、FA制度って(カネのあるチームにとっては)。

松井稼頭央(西武) 18、600万(6、628万)
●へぇ、こんなにもらってたんだ。大リーグから目をつけられたりするわけだよね。

佐々木主浩(シアトル) 18、200万(6、494万)
●あれ?こんなもんなんだ。巨人行けばもっともらえるよ(笑)。

槙原寛己(巨人) 18、000万(6、422万)
●2軍行きとか引退とかウワサが出てるっつーのに。まぁJリーグだったら、そんな選手飼っとく余裕ないから、すぐ移籍か引退だよ。

中村紀洋(近鉄) 17、700万(6、295万)
●間違いなく主力選手だからねぇ。

上原浩治(巨人) 17、600万(6、274万)
●これって契約金入れた金額? Jリーグにも契約金あったらねぇ・・・。

鈴木尚典(横浜) 17、200万(6、105万)
●首位打者だっけ? 去年は違ったよね?

城島健司(福岡ダイエー) 17、100万(6、072万)
●よく打つし、キャッチャーっていう難しいポジションだし。

黒木知宏(千葉ロッテ) 17、000万(6、052万)
●おお、ジョニー! 今年は開幕時にもちゃんと勝ってるね。

高橋尚成(巨人) 14、700万(5、179万)
●お前も契約金入りか?この金額は。

石井一久(ヤクルト) 14、500万(5、116万)
●やったねパパ! 木佐彩子も子供産んでも安心だ♪

矢野輝弘(阪神) 14、200万(5、014万)
●阪神で1億稼ぐ選手なんていたんだ・・・(驚)。

高津臣吾(ヤクルト) 13、500万(4、730万)
●今、スワローズのエースって誰なの?

片岡篤史(日本ハム) 13、000万(4、551万)
●まあチームリーダーってことで。

二岡智宏(巨人) 12、700万(4、450万)
●ええ!? 地味な選手だと思ってたのに。

星野伸之(阪神) 12、500万(4、362万)
●いつオリックスから移ったんだっけ?

吉永幸一郎(福岡ダイエー→巨人) 12、200万(4、263万)
●・・・誰?

駒田徳広(横浜→引退) 12、100万(4、234万)
●お疲れさま。

赤堀元之(近鉄) 11、800万(4、125万)
●ここんとこパッとしないような気がすると思ったら、ヒジの手術したのね。でも、そうやって試合に出なくても1億も収入があるって、やっぱり野球っていいねぇ。

田口壮(オリックス) 11、500万(3、988万)
●イチローに次いでチーム2番めの額。

仁志敏久(巨人) 11、400万(3、947万)
●めざせ年収ニシガハチ億!(笑)

川相昌弘(巨人) 11、200万(3、894万)
●パパがんばってるね〜。

下柳剛(日本ハム) 10、500万(3、639万)
●ふむ。

飯田哲也(ヤクルト) 1(3、453万)
●他の選手と比べると、ちょっと評価が低い気が・・・。
 

ここまでが年収1億以上。巨人が13人、ヤクルトが4人、横浜3人、オリックス西武近鉄日本ハム福岡ダイエーが各2人、千葉ロッテ阪神各1人、中日と広島はゼロ。セリーグが21人、パは11人と、チームやリーグによって差はありますが、もはや年俸1億以上は珍しくないと言えます。
では、さらに見てみましょう。
 

谷繁元信(横浜) 9、700万(3、351万)
●ベイスターズってカネあるの?

川崎憲次郎(中日) 9、200万(3、155万)
●FAでドラゴンズ来たんだっけ?

小宮山悟(横浜) 9、200万(3、140万)
●ベイスターズのピッチャー最高年収。

村田真一(巨人) 9、100万(3、099万)
●ベテランの割には安いかな?

秋山幸二(福岡ダイエー) 9、000万(3、056万)
●減俸されてもこの年収。

小久保裕紀(福岡ダイエー) 8、800万(3、007万)
●元ホームラン王でもこの年収?

岩本ツトム(日本ハム) 8、600万(2、932万)
●ガンちゃんっていう愛称以外、詳しいこと知らない。

潮崎哲也(西武) 8、500万(2、896万)
●新人の頃のほうが目立ってたような・・・。

川村丈夫(横浜) 8、500万(2、886万)
●ピッチャーだよね?確か。

高木大成(西武) 8、500万(2、879万)
●名前は印象に残りやすいんだけど・・・。

入来祐作(巨人) 8、400万(2、867万)
●兄だっけ?弟だっけ?

元木大介(巨人) 7、800万(2、618万)
●「曲者」って呼ばれるってことは、まだ一流の選手じゃないってことだよね。
 

・・・はい、やっと井原の年収8,100万を下回る野球選手が出てきました。
ではもう少し見てみましょうか。
 

新庄剛志(阪神→ニューヨークメッツ) 6、800万(2、276万)
●まぁよかったんじゃない?メッツ移籍して。

石井浩郎(千葉ロッテ) 6、800万(2、271万)
●FAで移籍してもちゃんと働けないとこうなる例。って言っても、こんなに稼いでるし・・・。

谷佳知(オリックス) 4、800万(1、519万)
●YAWARAちゃん(嘔吐)のおかげで有名になったねぇ。

岡島秀樹(巨人) 4、700万(1、495万)
●今ひとつ巨人投手陣の中での位置ってのがわからないんだけど。

広沢克実(阪神) 3、800万(1、158万)
●一時期は1億超えてたよね? 現役のうちにこんなに収入が下がった選手っていないんでは?
 

前項で述べたように、これは2001年5月17日付日刊スポーツ紙掲載の2000年高額納税者表を元にしています。
サッカーの場合は公表される納税額1,000万円以上の選手をすべて掲載しているでしょうが、野球でそれをやったら紙面が足りないでしょうから、収入1億を下回るあたりから有名選手だけを載せているはずです。
つまり、井原より稼いでいるのは、ここに載っている44人だけではなくもっといる、ということです。
 

ところで、ひとつ言っておきたいのが、松坂の収入
総額5億1,700万のうち、年俸は2割にも満たない7,000万円。てことは・・・わかりますね、収入の大半を占めるのは、CMの契約料です。
5社と契約していて、契約金の総額が4億円。その他、西武の作った応援グッズのロイヤルティやテレビ出演料などが約4,000万だそうです。
一社8,000万!? まぁこの金額については、永谷園のお茶漬けのCMでお茶漬け食べてた広告代理店社員でも契約金3,000万が払われたそうだから、それほど文句はないが・・・。
Jリーグの選手も、もっとたくさんCMに起用してくれれば、あっちゅー間に年収1億超えるんだろなぁ・・・。
 

選手のほかに、こんなデータもあります。

堤義明(西武オーナー) 53、300万(19、475万)
●そりゃまあ、これだけで稼いでるわけじゃないし。

渡辺恒雄(読売新聞社社長) 13、700万(4、797万)
●いよっ、ワンマンマン!(嘲笑)

正力亨(巨人名誉オーナー) 13、400万(4、691万)
●まさか名誉オーナーってだけでこんなに収入があるわけじゃないよなぁぁ(疑)。

王貞治(福岡ダイエー監督) 13、000万(4、562万)
●さすが人気スポーツ。監督でも億を超えるんだねっっ。

長嶋茂雄(巨人監督) 12、700万(4、456万)
●ここでも記録では王に譲って、記憶に残る人物に・・・。

江川卓(野球評論家) 12、500万(4、354万)
●選手でもなく監督でもない、チーム関係者でなくてもこの収入。

中畑清(野球評論家) 6、200万(2、053万)
●あんたは野球の何を「評論」してるんだっけ?

長嶋亜希子(長嶋茂雄妻) 5、900万(1、910万)
●何が収入源なんだ?この人。

原辰徳(巨人コーチ) 5、700万(1、844万)
●寄らば大巨人のカゲな人生。

落合信子(落合博満妻) 4、700万(1、500万)
●こういう人って、やっぱ講演会が収入源なのかなぁ?

山本功児(千葉ロッテ監督) 3、800万(1、166万)
●監督としては収入少ないほうかも。

掛布雅之(野球解説者) 3、700万(1、109万)
●評論家と解説者の違いって何?
 

いやぁ、野球ってホントに儲かるスポーツなのね。選手じゃなくてもこれだけ稼げるなんて。
では続いて、野球と違って海外へのチャレンジが当然で、サッカーと違って選手寿命がとても長いゴルフ
選手をよく知らないんで、一人ひとりへのコメントはなしね。
 

丸山茂樹 36、800万(13、369万)

谷口徹 17、500万(6、233万)

田中秀道 17、400万(6、165万)

福嶋晃子 14、600万(5、160万)

岡本綾子 12、200万(4、246万)

尾崎直道 11、600万(4、034万)

横尾要 10、700万(3、685万)

不動裕理 9、000万(3、077万)

青木功 5、500万(1、770万)

飯合肇 3、800万(1、151万)
 

かつてガンバ大阪のキープレイヤーだった礒貝洋光選手は、20代で現役を引退しました。そしてめざしたのは、プロゴルファーでした。
高額賞金を稼げるのはひと握りとはいえ、レッスンプロの道を進めば安定した収入が見込める。そして何しろ、ケガが少なく選手生命がとっても長い。年をとった選手限定のシニアなんて大会まである。
人生設計の最もしやすいプロスポーツなんじゃないですかね。
 
 

とまぁ、サッカー選手の日本における割の合わなさを解説してきましたが。
その選手に年俸を払うチームのほうはどうなっているのでしょうか。
では、見てみましょうか。→→→→→