いくら?ベストイレブン03
*ちなみに、02年の顔ぶれはこちら→→→*
高額ベストイレブン
●年俸上位から順にGK1人、FW1〜3人、DF3〜4人、MF4〜6人、全体で11人という基準で選んだもの。
GK 楢崎正剛(横浜フリューゲルス→名古屋) 27歳 1億
五輪本戦/W杯予選・本戦/A代表出場25/96,98ベストイレブンDF 秋田豊(鹿島) 33歳 8、100万
W杯予選・本戦/A代表出場41/97,98,00,01ベストイレブン松田直樹(横浜M) 26歳 7、000万
五輪本戦/W杯本戦/A代表出場36/00・02ベストイレブン名良橋晃(平塚→鹿島) 32歳 6、800万
五輪予選/W杯予選・本戦/A代表出場34/01ベストイレブン森岡隆三(鹿島→清水) 28歳 6、500万
五輪本戦/W杯本戦/A代表出場34/99ベストイレブンMF 藤田俊哉(磐田) 32歳 8、200万
五輪予選/A代表出場11/01MVP・98,01,02ベストイレブン名波浩(磐田→ヴェネツィア〈セリエA〉→磐田) 31歳 8、100万
五輪予選/W杯予選・本戦/A代表出場68/96〜98,02ベストイレブン服部年宏(磐田) 30歳 7、700万
五輪予選・本戦/W杯本戦/A代表出場40/01,02ベストイレブン森島寛晃(C大阪) 31歳 6、500万
W杯予選・本戦/A代表出場65/95,00ベストイレブン三都主アレサンドロ(グレミオ〈ブラジル〉→(明徳義塾→)清水) 26歳 6、000万
W杯本戦/A代表出場9/99MVP&ベストイレブンFW 中山雅史(磐田) 36歳 8、500万
W杯予選・本戦/A代表出場50/98MVP・98,00得点王・97,98,00,02ベストイレブン年俸総額 8億3、400万
平均7、581万8、182円(前年より+681万8、182円)
今季J1日本人選手平均より+6、060万6、554円
平均年齢 30.2歳磐田4人/鹿島2人/清水2人/名古屋1人/横浜M1人/C大阪1人
お、今年はほとんど現代表と一致する! しかも藤田を除いて全員W杯出場!!
アントラーズ経験者が守備を固めて、攻撃はジュビロを中心にアレックスのドリブル突破がオプションっていう感じになりそーな。ディフェンスラインと中盤の間にスペースが空きがちなのが弱点ではあるが。
つーことはつまりボランチがいないわけで、Jリーグでは守備的ミッドフィルダーの評価が低い、ということかと。フォワードも、ゴンに続くのは柳沢の5,000万とぐっと離れ、日本人フォワードがまだまだ育っていないことが表れている。
おトクベストイレブン
●A代表経験者を年俸下位から順に並べる。その他は高額ベストイレブンと同じ。
GK 下川健一(市原→横浜M) 33歳 1、200万
五輪予選/W杯予選/A代表出場9DF 海本慶治(神戸→名古屋) 31歳 2、000万
A代表出場1米山篤志(東京V) 27歳 2、500万
A代表出場1中沢佑二(アメリカ〈ブラジル〉→東京V→横浜M) 25歳 3、000万
五輪予選・本戦/A代表出場10/99新人王&ベストイレブン柳本啓成(広島→G大阪→C大阪) 31歳 3、000万
W杯予選/A代表出場31MF 山田隆裕(横浜M→京都→V川崎→仙台) 31歳 1、000万
A代表出場1増田忠俊(鹿島→FC東京→市原→柏) 30歳 1、000万
A代表出場1平野孝(名古屋→京都→磐田→東京V) 29歳 1、000万
W杯予選・本戦/A代表出場15三浦泰年(読売クラブ〈JSL当時〉→清水→V川崎→福岡→神戸) 38歳 1、200万
W杯予選/A代表出場3土橋正樹(浦和) 31歳 1、300万
A代表出場1FW 小島宏美(G大阪→札幌→大宮→大分) 26歳 1、000万
五輪予選/A代表出場1年俸総額 1億8、200万
平均1、654万5、455円(前年より+181万8、182円)
今季J1日本人選手平均より+133万3、827円
平均年齢 30.2歳東京V2人/横浜M2人/仙台1人/柏1人/大分1人/神戸1人/浦和1人/名古屋1人/C大阪1人
ああよかった。今年はJ1平均年俸を上回ってる。復調すればまた代表に選ばれそうなのもいるし。平均年齢が高額イレブンとピッタリ同じ(正確な満年齢で比べれば違ってくるはずだが)なんで、上げ調子と下げ調子が相混じってるってとこか。
ディフェンダーの高さにちょっと注目。ミッドフィルダーには1,500万の森保(A代表出場35!)、フォワードには1,800万の“野人”岡野(A代表出場27!)がまだいるが、ディフェンスは1千万円台のA代表経験者がいない!! ここからもJリーグにおけるディフェンダーへの評価の高さ(というより下がらなさ)がわかる。
これらの選手が安い原因は、全体的に年俸抑えめのチームにいることと、主に不調により移籍をしたこと。しかも元のチームに戻れる可能性の高いレンタルでなく、完全移籍。では、在籍したチームの数を調べるとトップは・・・わぁいやっぱりヴェルディだ♪
●早く言えば、これからA代表出場できそうな選手。03シーズン開幕前の時点でA代表出場歴がない選手を、年俸が高い順に並べる。つまり“年俸が高い”=“A代表に近い”と考えたもの。 ▼▼▼代表ばっかってのもどーかと思ったんで、こんなのも作ってみました。▼▼▼
▽▽▽代表未経験者のベストイレブン、2種類。▽▽▽
これからベストイレブン
名鑑でヴィッセルの土屋のところに「日本代表定着目指す」とあるので、土屋の年齢=29歳までを上限とする。同じポジションで同額の場合は年齢が若いほうを優先。なお、このデータのみ次点を記す。
GK 榎本達也(横浜M) 24歳 2、500万
ユース代表DF 田中誠(磐田) 28歳 4、800万
ユース代表/五輪予選・本戦/98,02ベストイレブン土屋征夫(ノロエステ→インテルナシオナル・ベベドウロ→バフェットス〈以上ブラジル〉→V川崎→神戸) 29歳 4、500万
木場昌雄(G大阪) 29歳 3、700万
ユース代表MF 遠藤彰弘(横浜M) 28歳 4、000万
ユース代表/五輪予選・本戦熊谷浩二(鹿島) 28歳 3、800万
ユース代表新井場徹(G大阪) 24歳 3、300万
Jr.ユース代表佐藤由紀彦(清水→山形→FC東京→横浜M) 27歳 年俸記載なし(3、000万と推定)
ユース代表大森征之(広島→鳥栖→名古屋) 27歳 3、000万
FW 黒部光昭(京都) 25歳 2、500万
川口信男(磐田) 28歳 2、500万
次点 GK 下川誠吾(C大阪) 28歳 2、500万
DF 手島和希(横浜フリューゲルス→京都) 24歳 2、800万 ユース代表/五輪予選
山口智(市原→G大阪) 25歳 2、800万 ユース代表/五輪予選
MF 山田卓也(東京V) 29歳 3、000万
FW 松波正信(G大阪) 29歳 2、500万 Jr.ユース代表G大阪4人/横浜M3人/磐田2人/京都2人/鹿島1人/神戸1人/名古屋1人/東京V1人/C大阪1人
J1ベストイレブンに選ばれているのにA代表歴がない日本人選手は、J1現役では田中とエスパルスの真田だけ。アントラーズ守備陣が揃ってケガでもしない限り、ここに挙げたディフェンダーがA代表デビューするのは難しいか?
対してミッドフィルダーとフォワードは、本当にA代表に近い。新井場と佐藤は02W杯前にも評論家の間で「代表に上げろ!」の声が高かった選手。さらに黒部は、今年に入って実際にA代表出場を果たした。黒部の下にはやはりA代表初出場を成し遂げた永井(年俸2,200万)や大久保(年俸2,000万)もいる。
で、キーパーの榎本。レギュラーを張ったのはまだ02年の1シーズンだけなので、まだまだと言わざるを得ない。どちらかといえばJ1で100試合以上出場の下川のほうが代表の座に近いか。
●逆に、30歳以上でA代表出場歴がない高額選手。「これからベストイレブン」と合わせれば、A代表出場のない選手の高額ランキングになる。 Aの下のベストイレブン
タイトルは“A代表のすぐ下”と“縁の下”の2つの意味をかけてみました(笑)。タイトルの色もいぶし銀色(笑々)。
GK 岡中勇人(G大阪→大分) 35歳 2、500万
DF 薩川了洋(横浜フリューゲルス→柏) 31歳 4、500万
藤山竜仁(FC東京) 30歳 2、500万
伊藤哲也(NKK〈JFL〉→横浜M→広島→FC東京) 33歳 2、500万
ユース代表鈴木健仁(横浜M→京都→G大阪→神戸→仙台) 32歳 2、500万
MF 下平隆宏(柏→FC東京→柏) 32歳 4、000万
W杯予選三浦文丈(横浜M→京都→磐田→FC東京) 33歳 3、500万
Jr.ユース代表/ユース代表/五輪予選武藤真一(市原) 30歳 2、800万
石丸清隆(福岡→京都) 30歳 年俸記載なし(2、500万と推定)
布部陽功(ヒョーゴ〈ブラジル〉→V川崎→磐田→神戸→C大阪) 30歳 2、500万
FW 真中靖夫(鹿島→C大阪) 32歳 2、500万
FC東京3人/柏2人/C大阪2人/仙台1人/市原1人/京都1人/大分1人
下平のようにA代表に選ばれながら出場機会のなかった選手もいれば、JFLから上がってきた選手も藤山と伊藤の2人。J1しか経験していないのは5人と半分以下、移籍がないのはたった2人で、こういう選手たちがJ1中位〜下位のチームを支えてきたと言えるかもしれない。
30歳を超えるフォワードでA代表出場がないのは、他にジェフの大柴だけ。フォワードとしてプロを続けていくのが、いかに大変なことか。