第1回へべれけ杯争奪麻雀大会in東京
(参加者だけ敬称略/笑) 主催&文責:おさじ(小佐治)晴直
 

●そもそもの発端

私、小佐治のよく行くチャットルーム『酒たたのへや』。酒呑み漫画『酒とたたみいわしの日々』麻雀漫画『まあじゃんよゐこ』などの作者、漫画家ののんちんこと浜口乃理子さんのファンが集まるところだが、担当編集者のカッパM、のんちんの友人でライターのしのぴー、そしてのんちん本人もやって来る。
話題はもちろん漫画の内容中心。酒と麻雀、パチンコなど、飲む・打つ・買うがよく話題に上る。
ある日、しのぴーを含めた数人でチャットしているうち、麻雀大会やらない?という話になってくる。麻雀が強い(自称)しのぴーはもちろん数人が乗ってきて、是非やろう!ということになり、その日のうちに開催告知をする運びとなった・・・。

●予選開始まで

会場は私の行きつけの雀荘、渋谷『雀港』に決定。ここはあの、日本一有名な麻雀プロ、小島武夫氏の店。もうひとつの行きつけの店、埼玉・大宮の『SPロッキー』にも足を運び、麻雀伝道師を名乗る元麻雀プロロッキー堀江氏からアドバイスを受ける。
何とか準備を終え、開催当日の8月22日(日)。12時30分頃『雀港』に着くと、もう数名待っている。1時開始なのに、ずいぶん早く来てくれて感謝。開始までにもYTRなどからの道教えて電話があり、メンバーさんに私の携帯を渡して直接教えてもらうという暴挙に出るなど、早くもバタバタ。そんな中、茨城から参加のodeから地ビールと地酒の提供。感謝(ちなみに地ビールは小島プロに渡す)。cigarette-manも、記録表やルールを配ってくれる。cigarette-manからは前日のうちに確認の電話ももらっている。最年少だっていうのに、いろいろありがたいねぇ。
だが・・・、やっぱり遅刻者は出る。トロフィーを持ってくる予定の夢_亜樹が数分、ネタが30分近く遅れ。メンバーさんの視線に耐えながら待つが、ネタの入る一卓だけ残して見切り開始。6分遅れて、ようやく全卓開始となる。はぁぁ。

●予選1回戦

しのぴー大爆発!! 素点で74400、順位点を入れて+59.4。トビありのルールで、どうやったらそんな点数になるんだぁぁぁ(ちなみに同卓だったcigarette-man、よろずや、YTRの誰もトンでいない)。この点数は結局、今回すべての局の中で最高点となった。
2位にはめんきちが着け、3位は夢_亜樹の先輩の奥山、4位はode、5位夢_亜樹。プラスはこの5人だけ。早くも勝ちが一局集中する様相を呈してきた・・・。

●予選2回戦

大会初のトビ誕生。ネタだ! 遅刻の償いを見事に果たす。ナイス。。。
ここで、ネタをトバシた奥山、1位に浮上。注目のしのぴーは若干のマイナスで2位へ。めんきちは少しの浮きで、手堅く3位。4位にはトップを取ったりえぞ。夢_亜樹はトビ寸前のちょうど0点で、一気に順位を下げる。
この回でのプラスが7人、ここまでのトータルでも7人が浮き。大きく勝つ人vs小さく負ける人の図式ができあがってくる。
なお、2回戦開始前に小島武夫プロがお出まし。サイン本7冊を提供してくださる。大会だということは伝えてなかったのに、この心遣い。ひたすら感謝感激。

●予選3回戦

りえぞ、今大会唯一の原点=30000点ちょうど達成。ふだんの麻雀でも、よく原点になるそうな。
この局は私がトンだので(笑)、ゆっくり他の卓を見て回る。現在1位の奥山。1メンツ鳴いてタンヤオの仕掛けだが、ドラ6ソーが手の内に暗刻で、満貫の上がり。ひえええ、うまいわ。夢_亜樹の話だと、よく一緒に打つが、めったに勝てないそうな。
で、やっぱり奥山、1位変わらず。2位はめんきち。3位には、1回戦マイナスからひたひたと順位を上げてきたHIRO。このためにわざわざ大阪から来てくれた、最長距離参加者。しのぴーは2ケタのマイナスで4位と、順調に順位を落とす(泣)。
そして、ここでのんちん&カッパM登場! 決勝進出者を急遽、のんちん+予選上位3人に変更。まさにしのぴーには踏んだり蹴ったり。3位と4位の差は2万点以上あるので、この回の上位3人で決勝進出者は決まりかと思っていたら・・・。

●予選4回戦

しのぴー、飛ぶ。ちなみに、トバシたのは私。もちろん決勝進出の目はなくなる。なんとこれで、今大会の最高得点と最低得点、両方ひとり占め! オットコ前だぜしのぴー!! 一方、トバした私のほうは、それでもやっと下から3番目と悲しい順位。女々しいぜ俺!!
で、予選トップ突破は、ついにここまで登りつめたかHIRO! 1回戦で奥山と同卓にならなければ、もっと楽に決勝進出を決めていたかも。2位はその奥山。今回は予選唯一のマイナスで、最後に流したかという感じ。そして決勝最後の席は・・・夢_亜樹が滑り込み! 3回戦終了時には7位だったのに、トップを取って大逆転だ! 
たぶんラスさえ引かなければ御の字だっためんきちは、トビラスを食らって無念の4位。本来なら決勝に残れていただけに、二重に悔しいところ。もう一人惜しかったのが、5位のode。4回戦でいちばんの高得点を叩き出したのに決勝には届かず。3回戦までに1回でもトップが取れていればねぇ。
この回、のんちんとカッパMを代打ちに起用。のんちんはここまで14位のよろずやと、カッパMは3連続マイナスで最下位を走るネタと交代。のんちんは少しプラスでよろずやの順位を上げたが、カッパMは下から3番目のマイナス点。見事にネタの最下位&ただ一人の4連続マイナスに貢献する(呆)
 
 
予選成績
1回戦 2回戦 小計 3回戦 小計 4回戦 予選計
HIRO △18.5 +29.5 +11.0(6) +40.0 +51.0(3) +20.6 +71.6(1)
奥山 +27.6 +40.9 +68.5(1) +12.5 +81.0(1) △18.5 +62.5(2)
夢_亜樹 +  6.2 △30.0 △23.8(13) +36.3 +12.5(7) +33.3 +45.8(3)
めんきち +31.9 +  2.9 +34.8(3) +32.1 +66.9(2) △32.0 +34.9(4)
ode +18.9 △13.9 +  6.0(7) △14.1 △  8.1(9) +38.6 +29.5(5)
りえぞ △  8.8 +33.8 +25.0(4)    0.0 +25.0(5) +  1.4 +26.4(6)
ナナシー △  1.1 △14.8 △15.9(10) +30.2 +14.3(6) △  4.9 +  9.4(7)
cigarette-man △16.0 △  4.9 △20.9(11) +14.5 △  6.4(8) +  0.3 △  6.1(8)
げん △  0.3 +14.6 +14.3(5) △27.8 △13.5(10) +  7.1 △  6.4(9)
しのぴー +59.4 △  2.4 +57.0(2) △28.6 +28.4(4) △36.1 △  7.7(10)
えーじろー △12.9 +  8.2 △  4.7(8) △19.5 △24.2(11) △  3.3 △27.5(11)
よろずや △21.2 △  3.7 △24.9(14) △16.8 △41.6(14) +  8.5* △33.1(12)
YTR △22.2 △17.7 △39.9(15) +13.2 △26.7(12) △  8.0 △34.7(13)
おさじ晴直 △  9.2 △14.1 △23.3(12) △34.2 △57.5(15) +22.3 △35.2(14)
紅葉 △17.9 +  3.0 △14.9(9) △19.0 △33.9(13) △15.1 △49.0(15)
ネタ △15.9 △31.4 △47.3(16) △18.7 △66.0(16) △23.2※ △89.2(16)
のんちん +  8.5
カッパM △23.2
    ●点数横のカッコ内は順位。はその回の最高点、は最低点。4回戦、のんちんの点数はよろずやに、カッパMの点数はネタに加算。
     あと、どうも全員の点数の計算が合わないようだけど、見逃してね。あくまで参加者の善意に頼った大会だったんで(汗)。

●決勝!

夢_亜樹の出親で、南家に奥山、西家のんちん、北家HIROで開局。途中、のんちんが6万点近くになる場面もあったようだが(驚)、その後はほぼ奥山とHIROの一騎討ち。
南3局、のんちんの親。南、白と鳴いてペン7ソー待ちの奥山。1巡目に4ソーを捨て、ヒッカケになっている。しかし、ここでのんちんがリーチをかける。待ちは6−9ピン。3ピン暗刻、9ピン対子とスジでつかんでいる奥山、6ピンをツモ切りしてのんちんに無念の振り込み。HIROとの差が開いてしまう。
そしてオーラス。現トップでラス親のHIROは、何点でもいいから上がるか、ノーテンでもOKと圧倒的に有利な状況。しかし奥山が、ピンズの染め手に走る。きっちり逆転の手を仕上げていく奥山。白を鳴き、こちらもテンパイのHIRO。HIROの待ちは1−4−7ピンと一見広いが、1ピンは奥山がポンして河にも1枚あり純カラ。4ピンもHIRO自身が1枚使いのうえ、場に1枚、奥山の手にも当然使われていてかなり薄い。7ピンも奥山が3枚使い。固唾を飲んで見守っていると、「ツモ!」の声。
HIROだ!! ラス7ピンをツモ上がり! 決して運だけの上がりではない。奥山の上家の夢_亜樹がピンズを次々勝負しているのを判断材料に、攻めをうまくしのぎ切った実力の上がり。完全に降りるという選択肢もあったはずだが、守りながら攻めていったその強い意志が、勝ちを呼んだのだと思う。正直言って、こんな内輪の大会で、これほど真剣な勝負が見られるとは考えても見なかった。すごかった・・・。
というわけで、優勝はHIRO!!! 2位の奥山も、最後の戦いは優勝と同じ価値あり!! その奥山にひと太刀浴びせたのんちんが3位だ! 4位の夢_亜樹は一人だけ大きく沈んじゃったけど、オーラスのピンズ切りは盛り上げたはず。うんうん。

●表彰!!

★優勝:HIRO
まず、トロフィー授与。夢_亜樹が製作担当してくれた(感謝!)このトロフィー、上に“東”の牌が載っていてややウケ。しかもそれを手渡してくれたのは、小島武夫プロだ! あああ、ありがとぉございますぅぅ。
そして賞品は、カッパM提供ののんちんなりきり帽子!(実物はのんちんの単行本『酒とたたみいわしの日々』第3巻のカバーを見よ!) それに、のんちんの好きな日本酒『久保田』の千寿720ml! これだけで、一人分の参加費3000円近くするんだぞ。もちろんのんちんから授与。うむうむ、大阪から来たモトは取れたんじゃないのかなっと♪
★準優勝:奥山
賞品は、カッパMの手違いにより(笑)もう1個送られてきたのんちんなりきり帽子。それに『久保田』の百寿720ml。千寿より少しグレードは落ちるが、それでも高い酒。夢_亜樹に誘われて来たので、のんちんの漫画のことはほとんど知らなかったようで、のんちんなりきり帽子を不思議そうに見てました。。。
★3位:のんちん
ふっふっふ、賞品はスピリタスだ! 火が着く酒だ! ただ単に、買った賞品の中で3番目に値段が高かったからなんだけどね。ちなみに今回の賞品は、全部酒でまとめてみました。わはは。
★4位:夢_亜樹
賞品はサントリーV.O.、今回唯一のブランデー。いや、とりあえずいろんな種類を取り混ぜてみようってことで・・・。

その他、いろんな賞を考えて、適当に(♪)賞品を振り分けてみました。
★仮惜し賞:めんきち
予選4位だから、本当なら決勝に出られたはずなのにシビレたでしょうってことで、電気ブランをね♪
★本惜し賞:ode
予選5位、本来惜しかったのはこっち。ツメが甘かったか?ってことで、甘〜い桂花陳酒
★大波賞:しのぴー
半荘1回の最高点と最低点の差がいちばん大きかった人。だって、今大会の最高点も最低点も一人で取ってるんだもの。ってわけで賞品は、波→海の連想で、魚の形をしたボトルの赤ワイン。ちなみに点差は95.5。すげぇぜ!
★平穏賞:えーじろー
こっちは逆に、他のブービーとかの賞以外の中から、最高点と最低点の差がいちばん小さかった人。えーじろーが27.7で該当(実際にはブービー賞の紅葉22.0の次)。静かな海を泳ぐ魚のイメージで、魚型ボトルの白ワインを授与。
★ありが賞:よろずや
特に頼んだわけじゃないのに、当日は飲み会の手配とかいろいろ手伝ってくれたんで。何となくキャラクターに合ってる感じがしたんで(笑)、JINROを贈呈。
★本原点賞:りえぞ
今大会唯一の30000点原点を達成した原点名人。odeにもらった茨城の地酒を、急遽賞品にする(賞品足りなくなっちゃってねぇ・・・)。
★トータル原点賞:cigarette-man
予選4回戦のトータルがいちばん0に近かった人。熾烈な争い(?)の末、△6.1、げんとわずか0.3の差で獲得。まとめ買いした(謝)赤ワインを。
★ブービー賞:紅葉
やっぱり赤ワインを贈呈。でも、ワインに詳しいらしく、ラベルをしげしげと見つめていた。ひょっとして、けっこういいワインだったのか?
★火傷に唐辛子賞:ネタ
3連続マイナスの後、カッパMに代打ちを頼んで好転するかと思ったら、またマイナスで追い打ちをかけられ最下位。さぞや頭の中が真っ白になったことでしょう、と白ワイン
◎その他、ナナシー、げん、YTR、それからカッパMにも参加賞。賞品は、200mlくらいのワインの小ビン。ビールとかよりいいかなってことで。
 

つーわけで、大会後の飲み会まで何とか無事に?終わったようで、よかったかな、と。
もう第2回目を楽しみにしている人もいるようですが、とりあえず次のことは何も決まってません。
自分が幹事になってやりたい!という方には、私が準備に使った
ルール表や記録用紙などがありますので、必要ならばメールでご連絡ください。  →おさじのメールはこちら