いくら?で見るチーム戦術03

 

GK:FW:DF:MFの年俸比率から、チームごとの戦術や弱点を推測するもの。
標準的な比率は1-2-3-5または1-2-4-4の陣形から、1:2:3.5:4.5=9.1%:18.2%:31.8%:40.9%と考える。
 
 

ベガルタ仙台
GK/7.8% FW/16.8% DF/37.7% MF/37.7%
ディフェンダーとミッドフィルダーがほぼ同率。フォワードの率は16チーム中最低。去年ほどではないが、やはりディフェンス重視

鹿島アントラーズ
GK/7.9% FW/19.9% DF/39.1% MF/33.1%
ディフェンダーの比率がミッドフィルダーを上回る。別に中盤の人材が不足しているわけではないが、ボランチと司令塔を除いたサイドの選手があまりいないようだ。

浦和レッドダイヤモンズ
GK/9.0% FW/49.3% DF/31.8% MF/9.9%
なんだこりゃ! この率のとおりにメンバー組んだら、ミッドフィルダーたった1人じゃねーか! 以前からこのチームについて言われていた中盤省略が、さらに顕著に。

ジェフユナイテッド市原
GK/6.7% FW/24.5% DF/29.6% MF/39.2%
フォワードが少し高率。ここも去年ほどではないが、やっぱりフォワード重視

柏レイソル
GK/5.9% FW/23.4% DF/24.8% MF/45.9%
ディフェンダーの率が少し低い。ベテランディフェンダーが減俸され、移籍選手による補強も行われていないためで、守備力の不安は否めない。

FC東京
GK/8.8% FW/18.8% DF/35.4% MF/37.0%
少しだけディフェンダーの比率が高いが、ミッドフィルダーにプロ契約でない選手が2人いることを考えると、実質的にはほぼ標準比率になるはず。J1随一のバランスのよいチーム

東京ヴェルディ
GK/3.6% FW/22.5% DF/20.8% MF/53.1%
キーパーとディフェンスが少ない。2人しかいないキーパーは、16チーム中最低の比率。去年よりは緩和されたが、攻撃しかできない陣容は相変わらず。

横浜マリノス
GK/8.2% FW/19.8% DF/36.0% MF/36.0%
ディフェンダーとミッドフィルダーがぴったり同率。外国人選手のいない中盤が低くなったのが理由。やっぱり守備中心?

清水エスパルス
GK/7.7% FW/23.7% DF/25.8% MF/42.8%
フォワードが少し高くディフェンダーが低い。得点力の高いミッドフィルダーが伝統だったが、今年はアン・ジョンファントゥットに北嶋と、リーグ屈指のフォワードを揃える。
もともと攻撃に偏りがちな中盤+強力フォワードで、逆に守備が手薄にならないか不安。戸田もいなくなったことだし。

ジュビロ磐田
GK/6.4% FW/21.4% DF/19.4% MF/52.8%
意外なことに、ディフェンダーの比率はJ1最低。攻撃力はやはり高いが、守備陣の控えがいないことが最大の不安。

名古屋グランパスエイト
GK/17.6% FW/32.4% DF/22.7% MF/27.3%
異常比率のレッズを除くと、フォワードの比率はJ1最高、ミッドフィルダーは最低。そして楢崎のいるキーパー陣の比率はもちろん16チーム中最高。攻撃は2人の外国人フォワード任せで、あとはガッチリ守る?

京都パープルサンガ
GK/7.5% FW/13.1% DF/21.7% MF/57.7%
チームただ一人の外国人選手がミッドフィルダー登録であることもあって、ミッドフィルダーの比率はJ1最高。フォワード1トップ+ミッドフィルダー2〜3人で攻撃して、あとは全員守備

ガンバ大阪
GK/7.1% FW/22.1% DF/39.9% MF/30.9%
ディフェンダーの比率がJ1最高。フォワードの比率も少し高く、最前列も最後列も強力。中盤での守備だけは弱そうで、そこにディフェンス陣がつり出されると裏を突かれやすいか?

セレッソ大阪
GK/7.0% FW/24.7% DF/29.1% MF/39.2%
フォワードの率は高くディフェンダーは低い。守備力に不安があることははっきりしている。

ヴィッセル神戸
GK/6.6% FW/31.3% DF/27.5% MF/34.6%
フォワードの率がディフェンダーを上回っている。セレッソ以上にディフェンス力が弱いのは間違いない。中盤、忙しそうだなぁ・・・。

大分トリニータ
GK/11.7% FW/18.3% DF/23.9% MF/46.1%
キーパーはグランパスに次ぐ高率。一方、ディフェンダーは標準比率より若干落ちる。攻撃は中盤が、守備はキーパーのコーチングがカギを握りそうな。