さぁ再開だ! 09新人王予想

 
 

今年は豊作ですよぉ。ただ出場してるだけじゃなくて、好調なチームで中心になって活躍してる選手がけっこういて。ともかくまずは、新人王の規定を見ておきましょか。
 


◎選考方法
J1クラブ所属の選手・監督による投票から、投票数上位3名を優秀新人賞に選出。その3名のうち選考委員会により新人王1名を決定する。
◎対象選手
1.出場試合数: 2009J1リーグのリーグ戦の半分(17試合)以上。
2.年齢:2009年4月2日現在23歳以下。
3.J1クラブ登録1年めの選手。但し、登録1年めにおけるJ1リーグ戦出場数が1/3以下(11試合以下)であれば登録2年めも選考対象。 J1クラブ以外での登録年数は除外。(例:J2クラブに所属する選手が、昇格または移籍で初めてJ1クラブ登録になった場合、登録1年めとみなされる。)
4.海外1部リーグ在籍経験者を除く。但し、研修期間は登録期間とはみなさない。


AFC枠元年の今季は特に4番に注目。国籍の規定がないので、たとえば韓国の高校や大学を出てそのままJリーグに入った選手は対象になるけど(Kリーグの下のNリーグにいた選手も対象になるわけね)、レイソルの沢昌克みたいなのは対象外ってこと(沢はもう年齢でも引っかかるけど)。ではどうぞ。※年齢は4月2日時点、リーグ戦出場記録は6月19日時点。
 
 

長谷川悠(山形) FW 21歳 プロ4年め(J1登録2年め) 今季リーグ戦11試合(977分)5得点0アシスト
モンテディオのエースが意外にも新人王有資格者。06年に当時J2だったレイソルでプロデビューするがシーズン途中でFC岐阜(当時は東海リーグ)に移籍。07年にはJ1に復帰したレイソルに戻るが出場はなく、再びシーズン途中でJ2アビスパへ。08年からはモンテディオ所属となり、ここでようやくJリーグ初得点を挙げ、初めてレギュラーに定着する。そして今季、2年めのJ1。
現在チーム得点王。リーグ得点王は難しいかもしれないが、日本人得点王は充分狙える位置にいる。

石井秀典(山形) DF 23歳 プロ2年め(J1登録1年め) 今季リーグ戦13試合(1118分)0得点0アシスト
プロデビューの昨季、リーグ開幕戦からピッチに立ち36試合に出場。そのまま今年もディフェンスラインの中軸となっている。
これまでリーグ戦出場は長谷川を上回る13試合、つまり全試合。出場時間は新人王有資格者の中で最長。

大迫勇也(鹿島) FW 18歳 プロ1年め(J1登録1年め) 今季リーグ戦9試合(556分)1得点0アシスト
前回の高校選手権での大会最多得点更新という実績を引っさげて今年プロデビュー。昨季リーグ得点王のマルキーニョス、現役A代表の興梠に続き、1年前までA代表だった田代を抑え3番手フォワードの位置についている。

パク・チュホ(鹿島) DF 22歳 プロ2年め(J1登録1年め) 今季リーグ戦10試合(900分)0得点0アシスト
U-20ワールドカップでは韓国代表のキャプテンを務め、U-23代表にも選ばれる。Kリーグなどへの所属経験はなく、去年ホーリーホックでプロデビューしリーグ戦24試合に出場。外国人選手ははブラジル人中心のアントラーズが、初の韓国籍選手として迎える。
去年ケガをした小笠原、手術を受けた本山中田のバックアップ要員かと思われたが、開幕してみれば小笠原や本山と一緒にピッチに立つケースが多く、出た試合ではすべて90分間フル出場している。

山田直輝(浦和) MF 18歳 プロ1年め(J1登録2年め) 今季リーグ戦10試合(765分)1得点1アシスト
ユース登録だった昨季にJリーグ1試合出場。ポルトガルに移籍した相馬、元A代表の梅崎、ケガからまだ復調し切らないアレックスに代わり、レッズの攻撃を担う。
5月に初めてA代表に呼ばれたと思ったら、その第1戦めで早速デビューしてアシストまで決めるし。

原口元気(浦和) FW 17歳 プロ1年め(J1登録1年め) 今季リーグ戦12試合(720分)1得点0アシスト
山田と同じく昨季ユース登録でナビスコカップに1試合出場、今年まだ高校3年生ながらプロ契約済。去年から相変わらずの高原、ケガを繰り返す達也、2人のA代表経験者に代わる活躍をしている。

塚本泰史(大宮) DF 23歳 プロ2年め(J1登録2年め) 今季リーグ戦7試合(630分)1得点0アシスト
去年のプロデビュー時から1ケタの背番号を与えられ、チームから大きな期待をかけられる。昨季29節でスタメンでリーグ戦初出場、それからリーグ戦終了まで6試合連続フル出場。つまり今までリーグ戦ではすべて先発フル出場。それだけ替えのきかない存在ってことの証明かも。

米本拓司(FC東京) MF 18歳 プロ1年め(J1登録1年め) 今季リーグ戦7試合(500分)0得点0アシスト
FC東京ではちょっと不足気味かなって感じだった、守備寄りのミッドフィルダー。U-17代表では現FC東京監督の城福監督の下でボランチをやってたそうな。

渡辺千真(横浜M) FW 22歳 プロ1年め(J1登録1年め) 今季リーグ戦13試合(1076分)5得点0アシスト
モンテディオの長谷川と同じく5得点で、長谷川と同じくチーム得点王でフォワードの軸。違うのはもちろんプロデビューであることと、にもかかわらずA代表経験者の坂田、プロ15年めのジローこと清水、昨季アビスパでJ2リーグ戦7得点を記録し伸び盛りのハーフナーを押しのけてリーグ全試合出場していること。おかげでハーフナーはシーズン途中でサガンに移籍てなことに。
今シーズンJ1で得点力のある外国人選手がいない唯一のチームだったけど。けっこう救世主的な地位を獲得してる。

キム・クナン(横浜M) DF 22歳 プロ2年め(J1登録2年め) 今季リーグ戦11試合(741分)0得点2アシスト
去年、北京オリンピックに韓国代表として2試合出場。その後Kリーグなどを経ずシーズン途中でマリノスに加入し、リーグ戦7試合に出場した。
昨季はロニーロペスの外国人点獲り屋が思いっきり期待外れだったため、193cmの長身を活かして1トップに起用されることもあったが、今季は純粋にディフェンダーとしてレギュラーを獲得している。5月には初のA代表選出。

チョ・ヨンチョル(新潟) FW 19歳 プロ3年め(J1登録2年め) 今季リーグ戦13試合(464分)1得点1アシスト
北京オリンピック韓国代表。韓国の高校を出てから07年途中に当時J1の横浜FCに加入、リーグ戦9試合に出場。08年は同じ横浜FCでJ2リーグ戦24試合。そして今季アルビレックスに完全移籍。
過去2シーズンでのゴール数はわずか1だが、今季アルビレックスが3トップを採用するため出場機会が増加しリーグ戦全試合出場中。平均出場時間は40分にも満たないが、第10節ではフル出場するなど徐々にサブからレギュラーへと移りつつある。

辻尾真二(清水) DF 23歳 プロ2年め(J1登録2年め) 今季リーグ戦7試合(117分)0得点1アシスト
中央大学時代はフォワードだったが、07年エスパルスのキャンプに参加した際にサイドバックを試される。翌年プロデビュー後はそのまま右サイドバックにコンバートされ、リーグ開幕戦にも出場する。
昨季はリーグ戦わずか3試合、今季も1試合平均20分以下の出場とまだレギュラーには定着できていないが、左サイドバックやセンターバックにも取り組みプレーの幅を広げている。

山本脩斗(磐田) MF 23歳 プロ2年め(J1登録2年め) 今季リーグ戦9試合(735分)0得点0アシスト
昨季は左鎖骨下動脈血栓症でプロ契約が後れたせいもあり、リーグ戦出場は4試合に留まる。トップ下からサイドハーフ、フォワード、さらにウイングバックまで攻撃的なポジションならどこでもOKだそうで、今ジュビロでいちばん役に立つ人材かも。

染谷悠太(京都) DF 22歳 プロ1年め(J1登録1年め) 今季リーグ戦8試合(711分)0得点0アシスト
流通経済大在学時は、大学サッカー界で屈指のセンターバックと評されていたらしい。加藤監督曰く「一言で表せばとてもクレバーな選手」だそうで、昨季までレギュラーだった手島をサブに追いやる活躍を見せている。

森脇良太(広島) DF 22歳 プロ5年め(J1登録2年め) 今季リーグ戦12試合(1047分)1得点0アシスト
05年サンフレッチェでプロデビューするがリーグ戦出場ゼロ。06・07年はJ2愛媛FC、08年はJ2に落ちたサンフレッチェに戻り、チームのJ1復帰とともに今年2年めのJ1に。
J2でのリーグ戦通算出場はちょうど100試合、今季の新人王有資格者では最も実績がある選手。右サイドバックでオーバーラップが得意なだけに、内田のバックアップとしてA代表に呼ばれてもおかしくない。

中林洋次(広島) GK 22歳 プロ5年め(J1登録1年め) 今季リーグ戦8試合(693分)0得点0アシスト
05年にサガンでプロデビューしたが、その後3年間で公式戦出場は4試合に留まる。転機は08年7月。開幕から正キーパーの地位にいた木寺(現在はツエーゲン金沢〈北信越リーグ〉)が試合中に負傷、さらにA代表経験者の下田もケガを負い、急遽サンフレッチェにレンタル移籍で加入する。
それでも出場はなかったが、今季もレンタル期間を延長したところ、第2の転機が訪れる。今季の正キーパー佐藤昭大がリーグ第6節の試合中にケガをしたため交代出場、そこから連続してゴールを守ることになる。佐藤の復帰は早ければ7月半ばの見込みだが、1試合平均失点が1点未満と好調なため今季いっぱいレギュラーに定着する可能性あり。チャンスの神様のハゲかけた前髪をうまくつかんだ例。

清武弘嗣(大分) MF 19歳 プロ2年め(J1登録2年め) 今季リーグ戦10試合(505分)0得点0アシスト
昨季のうちに公式戦デビューしリーグ戦8試合出場、得点も1つ記録している。トリニータユース出身で、今季開幕前にはU-20代表の試合にもスタメン出場している。
シャムスカ監督は「金崎にも劣らない能力がある」と認めているとか。ケガ人続出のトリニータにあって、どんどん伸びていってほしいところ。
 
 

さて、今季の予想は・・・。ん〜〜〜・・・・・・・・
 

◎優秀新人賞予想

渡辺千真(横浜M) FW 22歳

森脇良太(広島) DF 22歳

☆新人王予想

山田直輝(浦和) MF 18歳


 


今シーズンはほんと、うれしくなっちゃうくらい難しいねぇ。今のところA代表に選ばれた山田が1.5歩くらいリードしてる感じだけど、渡辺森脇、それに長谷川だって今年A代表になってもおかしくないし。石井大迫原口中林もこれから評価が上がってきそうだし。キムパクなんかは韓国人の若手としてはかつてなかったくらい活躍してて、日本人を押しのけて票が集まることも考えられるし。そのうえガンバの宇佐美貴史とかサンガの宮吉拓実とか、まだ高校2年なのにユース所属じゃなくてトップ登録されてリーグ戦出場してるのもいるし。
さてさて、これから誰が予想を裏切ってくれるのかなぁっと♪
 

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