リーグ戦中断中の楽しみ♪


やっぱ今年もやっちゃおっと 06新人王予想


去年は新人王レースが楽しそうだったんで勝手に予想しちゃいましたが、今年もやっちゃおっかなっと。主に2人のルーキーの活躍によるんですけどね。とりあえず、新人王(および優秀新人賞)の規定から。

◎対象選手:
1.出場試合数: 2006J1リーグのリーグ戦の半分(17試合)以上
2.年齢:2006年4月2日現在23歳以下
3.J1クラブ登録1年めの選手。但し、登録1年めにおけるJ1リーグ戦出場数が1/3以下(11試合以下)であれば登録2年めも選考対象。 J1クラブ以外での登録年数は除外。(例:J2クラブに所属する選手が、昇格または移籍で初めてJ1クラブ登録になった場合、登録1年めとみなされる。)
4.海外1部リーグ在籍経験者を除く。但し、研修期間は登録期間とはみなさない。
3項めとか読むとJ1初体験のヴァンフォーレ、J1復帰組のアビスパサンガが面白そうな感じがしますけど。ま、とにかく現在の有力選手を、東から西へと並べます。
 

内田篤人(鹿島) DF 18歳 プロ1年め
開幕からリーグ戦全12試合全時間出場中で、ナビスコカップでもフルタイムではないが全試合出場、今季の公式戦にすべて出ているJ1唯一のルーキー。あのアントラーズのディフェンス陣に割って入ってレギュラー、守備でも右サイドの突破でも大注目株。
オールスターサッカー投票の第6回中間集計(5月25日発表)ではJ-EASTのディフェンダー部門トップ得票で、プロ初年度から出場するのは確実。

田代有三(鹿島) FW 24歳 プロ2年め
鈴木隆行の移籍、柳沢敦のケガで出番が回ってきて、現在10試合出場。新人王資格者の中では現在最多の3得点をあげている。

徳永悠平(FC東京) DF 23歳 プロ1年め
04五輪の中心選手で、スペイン1部リーグのバレンシアからも誘いがあった。1年めから年俸1、000万を得ていることからも、その期待のほどがわかる。こちらも現在リーグ戦全12試合に出場。

伊野波雅彦(FC東京) MF 21歳 プロ1年め
現在11試合出場。去年のU-20世界大会のメンバーで、FC東京では相手フォワードへの密着マーク役を仰せつかっている。

ハーフナー・マイク(横浜M) FW 18歳 プロ1年め
日本代表のキーパーコーチも務めたディド・ハーフナー(現在は日本人になってハーフナー・ディド)の息子。リーグ戦出場は今のところわずか途中出場4試合の計40分だけだが2アシストを記録していて、しかもその2回はそれぞれ1-1の引き分け、2-1の勝ちを決めている。これから出場が増えることが予想される。

秋本倫孝(甲府) DF 24歳 プロ2年め
初のJ1に挑むヴァンフォーレには8人の新人王対象者がいるが、その中でも抜きん出ている存在。背番号は2とレギュラーナンバー、昨季終盤にはスタメンに定着した。今季はこれまで10試合に出場。

田中亜土夢(新潟) MF 19歳 プロ1年め
若返りを図るアルビレックスで、たぶん最も期待される選手。去年は特別指定選手としてリーグ戦にも2試合出場、今年1〜2月に行われたU-19カタールユース国際大会でも得点をあげている。リーグ戦にはこれまで10試合出場。

中野洋司(新潟) DF 23歳 プロ1年め
その田中を上回るリーグ戦11試合に出場。左サイドからのオーバーラップに加え、センターバックやボランチもこなす。

中原貴之(新潟) FW 22歳 プロ4年め
03年J1ベガルタでリーグ4試合出場→04〜05J2ベガルタ→今季アルビレックス加入。アントラーズの田代と同じく、昨季リーグ戦全試合出場した上野優作の移籍、エジミウソンのケガでチャンスをつかむ。ベガルタ所属3年でリーグ戦2点しかあげていないが、今季は9試合出場でもう2得点。

藤本淳吾(清水) MF 22歳 プロ1年め
沢登正朗から背番号10を受け継いだ司令塔で、父親も日本鋼管(JSL)のフォワードだったサラブレッド。去年のユニバーシアード(大学生が出場する国際競技会で通称“学生のオリンピック”)では得点王&MVPに輝く。現在リーグ戦全12試合出場中で2得点をあげている。
オールスターサッカー第6回中間集計ではJ-WESTミッドフィルダー部門でトップ得票、出場は確実。

枝村匠馬(清水) MF 20歳 プロ2年め
藤本と同じくリーグ戦全12試合出場中。昨季はリーグ8試合に出場し1アシスト、ボランチに定着する。

青山直晃(清水) DF 20歳 プロ2年め
枝村と同様、昨季終盤からレギュラーに定着し2得点をあげる。今季リーグ戦はこれまで8試合出場。エスパルスにはこのような去年から少しずつ試合に出ている今季2年めの選手が多く、新人王争いが楽しみ。

阿部翔平(名古屋) DF 23歳 プロ1年め
市立船橋で背番号10でキャプテン→筑波大で1年生からレギュラーと、サッカーエリートの道を歩んできた。即戦力の呼び声に違わずプロ1年めから左サイドバックに定着、現在8試合出場。

米田兼一郎(京都) MF 24歳 プロ6年め
01年J1だったアビスパで出場なし→02〜04年J2アビスパ→05年J2サンガ。J2通算出場数は125試合と、今シーズン最もプロ経験豊富な新人王資格者。昨季のサンガでもリーグ戦試合数は43でチームトップ、今季もこれまでリーグ戦11試合出場で完全にレギュラーとなっている。

大久保裕樹(京都) DF 22歳 プロ4年め
03年J2サンフレッチェ→04年J1に昇格したがリーグ戦出場1試合のみ→05年J2サンガに移籍。これまでレギュラーに定着したことはないが、今季は既に8試合出場。

前田雅文(G大阪) MF 23歳 プロ2年め
あのJ1通算1万ゴールめを決めた男がケガから復帰、既に去年を上回る8試合出場を達成し、1得点2アシスト。レギュラーの二川や移籍してきた元A代表の明神からポジションを奪いかねない活躍をしている。

中村北斗(福岡) MF 21歳 プロ3年め
アビスパ生え抜き期待の星がいよいよJ1へ。去年のU-20オランダ大会ではチームメイトの柳楽智和とともにJ2からただ2人だけメンバー入りし、全4試合にフル出場した。アントラーズ内田と同じく、これまでリーグ戦全試合全時間出場中。オールスターサッカー第6回中間集計ではアビスパで最多の票数を集めている。

宮本亨(福岡) DF 24歳 プロ6年め
01年J1リーグ戦1試合出場してからずっとJ2生活だったアビスパひとすじの選手。J2でのリーグ戦出場は通算71試合、うち半分以上の36試合は昨季の出場数で、昇格に大きく貢献したと見られる。今季は背番号2になり、これまでリーグ8試合出場。

田中佑昌(福岡) FW 20歳 プロ3年め
プロデビューの04年にJ2リーグ戦28試合、05年にも33試合出場&チーム日本人得点王の7ゴールをあげたアビスパ2トップの一角。今季リーグ戦出場は9試合、フォワード登録の中で出場時間数は薮田に次ぐ。アビスパには新人王資格者が14人もいて今季最多。

福元洋平(大分) DF 19歳 プロ1年め
昨季、トリニータでは初めてユース所属のうちにJ1リーグ戦出場(しかも7試合も)。今年のプロデビューでいきなりA契約を結んだことからも、期待の大きさがわかる。今季は現在リーグ戦9試合出場。

梅崎司(大分) MF 19歳 プロ2年め
リーグ戦出場こそ5試合349分と少ないが第8節からリーグ戦連続出場中、フォワードを除きチーム最多得点の2ゴールを記録。トリニータには昨季途中からレギュラーになり優秀新人賞になった西川周作の例もあり、今後に期待が持てる。西川、福元、梅崎とユース出身者が活躍し始めているトリニータ、チーム転換期かも。
 
 

んなわけで、優秀新人賞と新人王をこんなふうに予想。
 

◎優秀新人賞予想

田中亜土夢(新潟) MF 19歳 プロ1年め

藤本淳吾(清水) MF 22歳 プロ1年め

☆新人王予想

内田篤人(鹿島) DF 18歳 プロ1年め




内田と藤本の2人が優秀新人賞に選ばれるのはほぼ確実で、あと1枠が激戦になるはず。亜土夢の他には福元徳永中野あたりが有力でしょか。田代も候補に入れたいとこですが、99〜05年の優秀新人賞リストを見ると同じチームから一度に2人以上選ばれたことがないんで、内田が当確なだけに難しそう(98以前の優秀新人賞のリストが見つからない…)。中村もチームの成績がこのままじゃちょっと苦しいとこです。
で、内田と藤本のどっちが新人王になるかは、またまた接戦の予感が。しかし、大卒で入団当初からプロでの活躍がだいぶ予想されていた藤本に対し、高卒のしかも早生まれで優勝争い常連チームのレギュラーに定着した内田のほうがインパクトでかそうです。
オールスターでプロ1年め以下の選手が両チームともに出場したのはJリーグ開幕年の93年を除くと、EAST中村俊輔(当時横浜M)とWEST斎藤大輔(当時G大阪・現千葉)が出た97年に、EAST小野伸二(当時浦和)とWEST市川大祐(当時まだ清水ユース)が出た98年だけ。リーグ戦再開直前のこの舞台で、3度めの新人どうしのマッチアップが楽しみです。

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