サガン鳥栖2位記念!! 05J2順位予想(もう17節なのに)
ものごっつい事態が起こってます。J2リーグ戦13・14節であのサガンが2位! 17節を過ぎた現在でも2位と勝点1差の4位と大健闘しちゃってます。J1への昇格争い、去年にも増して大混戦です。
てなわけで、今さらになってJ2の順位を予想してみようかと思っちまった次第です。
今回の指標は以下のとおり。計算方法を去年とはちょっと変えてます。
●選手数 所属日本人選手1人につき5点、外国籍選手1人につき30点。
●リーグ戦出場数 「いくつ出た?」で集計した出場数を、J1は1.5倍にして、J2はそのままで加算。
●代表歴・タイトル A代表経験者1人につき20点、ユース代表経験者1人につき10点、五輪経験者1人につき15点、W杯経験者1人につき30点、J1個人タイトル獲得者1人につき30点加算。なおA代表歴以外は、外国籍選手は不明な点が多いので日本人のみ加算。
●得点力 去年のJ2得点ランク上位10人のうち、今年もJ2にいるのはわずか3人。こりゃ今年は得点力がものをいうだろうってことで、所属全選手が去年リーグ戦で得点したゴール数を合計し、1ゴールにつき10点を加算。J2での得点はそのまま、J1は1.5倍、JFLは0.5倍します。たとえばバロンの場合、去年ヴァンフォーレで14点+途中移籍したアントラーズで2点、(14+2×1.5)×10=170点が今季所属のベガルタに加算されるってことです。
また、今季Jリーグ初登録の外国籍選手の得点力は、FWの場合は昨季J2でリーグ戦半分以上に出場した外国籍FW6人の平均18.7ゴール×10=187点、それ以外のポジションでは同様にJ2半分以上出場した10人の外国籍MF・DFの平均4ゴール×10=40点を加算します。
なお基本的にはJ2開幕時点の登録メンバーで算出しますが、アビスパは第2節から加入のグラウシオを入れて計算します。
優勝 京都パープルサンガ
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なんつってもJ1出場数の多さと、パウリーニョとアレモンの2人の新外国籍フォワード。他のチームを大きく引き離すことは確実。
準優勝 ヴァンフォーレ甲府
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J2出場数はリーグトップ。バレーが新加入し得点力も高い。17節現在バレーは得点王を走り、その相乗効果で去年からいたフォワードの長谷川太郎、ミッドフィルダーの藤田健なども昨季を上回るゴール数を既に達成している。ただし総合ポイントではサンガにだいぶ離されていて、実際にもリーグ戦でサンガの独走を許している。
3位 湘南ベルマーレ
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昨季のJ2得点ベスト10でただひとり去年と同じチームにいる柿本倫明の存在など、攻撃面では注目に値する(新フォワードのグラントは1試合も出ずに解雇されたけど…)。去年はJ1で7試合出場無得点に終わった加藤望がチーム得点王になっているという、うれしい誤算も起こっている。
4位 ベガルタ仙台
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3位予想のベルマーレとたった4ポイント差。バロンにシュウェンクの加入で得点力はJ2トップと評価。ほんと、あとは監督とフロントだよな。
5位 アビスパ福岡
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昨季6ゴール以上の3選手が今年も在籍しているうえに、新外国籍フォワードのグラウシオも加入したので、得点力は高く評価。ユース代表経験者の数はリーグトップで、中村北斗や柳楽智和のように現役ユース代表もいる。こういう若い選手が伸びてくれば、J1昇格は射程圏内になるはず。
6位 モンテディオ山形
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各世代の代表経験者を補強したそうなので、ユースのポイントを考慮に入れてはみたけれど…。新加入フォワードのチッコと原竜太、それに大卒ルーキーの佐々木勇人はそれなりにがんばってくれてますが、何しろ去年ひとりで22点も獲った大島秀夫がいなくなっちゃ、上位には予想できないなぁ。選手の層も薄いし。
7位 横浜FC
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やっぱりねぇ、城のほかに点を獲れるフォワードが必要なんすよ。去年11試合しか出なかったジェフェルソン、それに新加入のシルビオ次第でしょう。この7位までが昇格争いに加わると予想。
8位 コンサドーレ札幌
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ここから総合ポイントがちょっと離れて下位争い組。外国籍選手がプロデビューの徐暁飛だけでいないも同然、得点源も清野智秋と相川進也のほぼ2人だけだから、上位進出できるとはとても思えないっす。
9位 徳島ヴォルティス
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去年からそのまま在籍する選手たちが昨季JFLであげた得点は64。そこに昨季J2得点ランク11位の小林康剛、モンテディオ所属時は元ルーマニア代表のゲオルゲ・ハジに倣って“山形のハジ”と呼ばれた羽地登志晃が加わり、得点力はまぁまぁ高そう。さて、どこまでやれるか?
10位 サガン鳥栖
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得点力はリーグ最低評価。だって昨季ゴール数チームトップの竹村栄哉でやっと6ゴールだし、新加入のフォワードは去年グランパスで2試合しか出てない氏原良二にプロ2年めの阿部文一朗に東海リーグの新居辰基にルーキーで完全未知数の鈴木孝明と長谷川豊喜だし、これで上位予想しろっつーのがムリってもんですわ。
11位 ザスパ草津
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選手数の少なさ、得点力の低さなど、やっぱりまだ力不足といわざるを得ないでしょう。しかし総合ポイントでは、サガンとたった5しか離れてません。
最下位 水戸ホーリーホック
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J1出場数の少なさはまさにケタ違い。昨季のチーム得点王小林康剛を放出、代わりに獲得したフォワードデルリスはいるが、得点力は差し引きゼロかも。
・・・とまぁこんな予想をしてみましたが、実際には外れてくれるとうれしい面もあるんですよ。
たとえばサガン好調の理由は、圧倒的に新加入の選手にあります。たとえば目下チーム得点王の鈴木孝明。ルーキーなのにこれまでリーグ戦全試合出場で、リーグ得点ランク4位ですよ。東海リーグの静岡FCから加入の新居辰基も鈴木に次ぐ6得点をあげてますよ。おまけにシーズン途中に九州リーグの琉球FCから来た高地系治だって、選手登録されてから9試合連続出場ですよ。こういう、これまでの数字から予想できない活躍をしてほしいんですよ、どの選手にも。
リーグ終了時にはサガンがどんな順位にあるか、もし3位以内になったらJ1でやっていける施設や体制はあるのか?って問題もありますが、2位以下は去年をさらに上回る混戦になることでしょう。