J1は今から予想しちゃ遅いよなぁ・・・

いくつ?で予想する04J2


さて、J2の各データで、どーやって順位予想するかですが。めざしたのは完全数値化です。
 

●リーグ戦出場数 外国籍選手も含めた全選手のJリーグ総出場数を、J1は2倍、J2はそのまま、ぜーんぶ足します。これがメインのデータ。

●代表歴 所属選手にA代表出場歴があれば、J1日本人選手約440人のうち年間20名ちょっとが出場するとして、A代表1試合出場につき20加算。その上に、W杯予選に参加していれば30、本戦でも30を加算五輪予選と本戦ではそれぞれ10加算なお、W杯や五輪の出場数データがない、W杯出場はA代表出場と重複する、ということで試合数関係なく出場の事実そのものについてポイントを与える。
ユースやJr.ユースの代表歴は加算せず(本当に力があればその後も代表に選ばれてるだろうから)。W杯と五輪の出場は外国籍選手の分も計算するが、A代表出場歴は日本人のみ加算。外国で実績があっても日本に合わないこともあるし、何しろ何試合出たかわからない選手多いんだもの。

●J1個人タイトル ベストイレブン、フェアプレー賞などの個人タイトルは、外国籍選手も含めJ1約480人のうち11人ちょっとが選ばれると考え、個人タイトル1回獲得につき40加算とする。

●年齢 日本人の平均年齢が最も若いコンサドーレの22.96歳を基準に、そこから何歳上回るかを10倍して加算。年齢と出場数はたいてい比例するので、ここはあまり重視しません。
ただし、ベテラン過ぎる選手はシーズン中の出場数が減ると考え、その分を戦力からマイナスすることを考えました。具体的にはJリーグで移籍金が発生しなくなる満32歳以上、ここのデータで33歳以上の選手の実績を半減します。※別のページで「30歳以上が移籍金ゼロ」と書いてましたが間違いです。ごめんなさい。

●基礎点 以上のデータだけだとまだリーグ戦出場のない若手、外国から来た新戦力の存在がまったく反映されないので、選手の存在そのものに点数を加えます。
新人1年めでもこれくらいは出場できるかなってことで所属日本人選手1人につき5点、シーズン半分くらいは出てくれなきゃ困るんで外国籍選手は1人につき30点が妥当な線かと。

※予想に使用したデータは3月12日現在のもの。データ集計は4月29日。



 

では予想順位の上位から並べていきます。


 


優勝 京都パープルサンガ

全選手リーグ戦出場数 1762〈1位〉/453〈12位

日本人選手29名/外国籍選手3名

日本人選手平均年齢 23.86歳〈9位〉

代表歴・個人タイトル
 キム・ドキュン 五輪予選・本戦
 松井大輔 五輪予選/A代表出場1
 手島和希 五輪予選
 辻本茂輝 五輪予選
 中村忠 W杯予選/A代表出場17
 チェ・ヨンス W杯予選・本戦
 黒部光昭 A代表出場4

33歳以上
 中村忠 33歳 リーグ戦257/26 W杯予選/A代表出場17

リーグ戦(1762×2+453)+基礎点(29×5+3×30)+平均年齢(23.86−22.96)×10+代表歴{10×5+30×3+20×(17+1+4)}−ベテランマイナス(257×2+26+30+20×17)÷2=4346

そりゃ代表歴のある選手がこんなにいるチーム、J2じゃ他にないしな。J1出場実績もダントツだし。
 

準優勝 川崎フロンターレ

全選手リーグ戦出場数 859〈3位〉/1752〈1位

日本人選手28名/外国籍選手3名

日本人選手平均年齢 26.07歳〈1位

代表歴・個人タイトル
 相馬直樹 五輪予選/W杯予選・本戦/A代表出場59/95〜98ベストイレブン・98フェアプレー賞

33歳以上
 相馬直樹 33歳 リーグ戦277/0 五輪予選/W杯予選・本戦/A代表出場59/95〜98ベストイレブン・98フェアプレー賞
 浦上壮史 35歳 リーグ戦31/93
 アウグスト 36歳 リーグ戦42/41

リーグ戦(859×2+1752)+基礎点(28×5+3×30)+平均年齢(26.07−22.96)×10+代表歴・個人タイトル(10+30+30+20×59+40×5)−ベテランマイナス{(277+31+42)×2+(93+41)+10+30+30+20×59+40×5}÷2=4039.1

ベテラン3人のマイナス分をなくして比較すると、サンガを上回り1位。以上2チームはやはり飛び抜けている。それより注目なのは、J1昇格可能圏の3位かも。さて、そのチームは・・・?
 

3位 大宮アルディージャ

全選手リーグ戦出場数 640〈4位〉/1409〈4位〉

日本人選手29名/外国籍選手3名

日本人選手平均年齢 24.69歳〈6位〉

代表歴・個人タイトル
 安藤正裕 代表出場1

33歳以上 なし

リーグ戦(640×2+1409)+基礎点(29×5+3×30)+平均年齢(24.69−22.96)×10+代表歴20=2961.3

サンガフロンターレからは大きく離れているが、チーム編成の大改革により33歳以上がいなくなったことがこの予想につながった。
 

4位 横浜FC

全選手リーグ戦出場数 446〈8位〉/1169〈8位〉

日本人選手24名/外国籍選手3名

日本人選手平均年齢 24.88歳〈5位〉

代表歴・個人タイトル
 城彰二 五輪予選・本戦/W杯予選・本戦/A代表出場36

33歳以上
 真中幹夫 35歳 リーグ戦101/64

リーグ戦(446×2+1169)+基礎点(24×5+3×30)+平均年齢(24.88−22.96)×10+代表歴(10+10+30+30+20×36)−ベテランマイナス(101×2+64)÷2=2957.2

こんなに上位に来たのは、もちろんのポイントが大きい。城がケガでもしたらそれだけ影響も大きいはず。
とはいえ、アルディージャとのポイント差はわずか4.1。番狂わせも大いにあり得る。
 

5位 ベガルタ仙台

全選手リーグ戦出場数 907〈2位〉/704〈10位〉

日本人選手25名/外国籍選手3名

日本人選手平均年齢 24.28歳〈8位〉

代表歴・個人タイトル
 石井俊也 五輪予選
 小針清允 五輪予選
 高桑大二朗 A代表出場1/00ベストイレブン

33歳以上 なし

リーグ戦(907×2+704)+基礎点(25×5+3×30)+平均年齢(24.28−22.96)×10+代表歴・個人タイトル(10×2+20+40)=2826.2

ベテラン放出は、このチームの場合は絶対マイナスに働いてるはず。外国籍選手や日本人ルーキーも含めJリーグ出場10試合未満の選手数は、横浜FC4人に対しベガルタでは11人もいる。
 

6位 ヴァンフォーレ甲府

全選手リーグ戦出場数 469〈6位〉/1392〈5位〉

日本人選手30名/外国籍選手3名

日本人選手平均年齢 25.59歳〈3位〉

代表歴・個人タイトル
 小倉隆史 五輪予選/A代表出場5

33歳以上 なし

リーグ戦(469×2+1392)+基礎点(30×5+3×30)+平均年齢(25.59−22.96)×10+代表歴(10+20×5)=2706.3

小倉バロン中田一三の3人がJ1でリーグ戦100試合以上を経験。これに対し、倉貫はじめJ2で100試合以上出場が7人。うまく噛み合えば面白いかも。
ここまでが3位争いに加わりそうなチーム。
 

7位 湘南ベルマーレ

全選手リーグ戦出場数 350〈9位〉/1371〈6位〉

日本人選手30名/外国籍選手3名

日本人選手平均年齢 23.6歳〈10位〉

代表歴・個人タイトル
 白井博幸 五輪予選・本戦

33歳以上
 浮気哲郎 33歳 リーグ戦12/153
 パラシオス 35歳 リーグ戦0/107
 アマラオ 38歳 リーグ戦101/26

リーグ戦(350×2+1371)+基礎点(30×5+3×30)+平均年齢(23.6−22.96)×10+代表歴(10+10)−ベテランマイナス{(12+101)×2+(153+107+26)}÷2=2081.4

ヴァンフォーレとは600ポイント以上離れる。頼れそうな選手が揃って33歳以上ってとこが痛い。アマラオも、もう38歳だしねぇ・・・
 

8位 サガン鳥栖

全選手リーグ戦出場数 132〈12位〉/1506〈3位〉

日本人選手28名/外国籍選手なし

日本人選手平均年齢 25.29歳〈4位〉

代表歴・個人タイトル なし

33歳以上 なし

リーグ戦(132×2+1506)+基礎点28×5+平均年齢(25.29−22.96)×10=1933.3

・・・あら、こりゃびっくし。このチームがこんな上に来るとは。J2出場が多いこと、33歳以上のベテランマイナスがないことが、この予想につながった。
 

9位 モンテディオ山形

全選手リーグ戦出場数 160〈11位〉/1566〈2位〉

日本人選手24名/外国籍選手2名

平均年齢 25.67歳〈2位〉

代表歴・個人タイトル なし

33歳以上
 高橋健二 34歳 リーグ戦0/196
 鈴木克美 35歳 リーグ戦0/138

リーグ戦(160×2+1566)+基礎点(24×5+2×30)+平均年齢(25.67−22.96)×10−ベテランマイナス(196+138)÷2=1926.1

平均年齢の高さはプラスになるが、“J2のベテラン”高橋鈴木の分のマイナスがちょっと響いた。ただしサガンとの差はたった7.2
 

10位 アビスパ福岡

全選手リーグ戦出場数 501〈5位〉/838〈9位〉

日本人選手28名/外国籍選手3名

日本人選手平均年齢 23.18歳〈11位〉

代表歴・個人タイトル なし

33歳以上
 篠田善之 33歳 リーグ戦109/77
 ベンチーニョ 33歳 リーグ戦68/96

リーグ戦(501×2+838)+基礎点(28×5+3×30)+平均年齢(23.18−22.96)×10−ベテランマイナス{(109+68)×2+(77+96)}÷2=1808.7

平均年齢が若いのに33歳以上が2人もいる。最も働きそうな27〜30歳の選手が1人もいない。
 

11位 コンサドーレ札幌

全選手リーグ戦出場数 467〈7位〉/537〈11位〉

日本人選手26名/外国籍選手なし

日本人選手平均年齢 22.96歳〈12位

代表歴・個人タイトル
 西沢淳二 五輪予選

33歳以上 なし

リーグ戦(467×2+537)+基礎点26×5+代表歴10=1611

集計前は、ここがダントツ最下位だと思ってました。
 

最下位 水戸ホーリーホック

全選手リーグ戦出場数 258〈10位〉/1265〈7位〉

日本人選手29名/外国籍選手1名

日本人選手平均年齢 24.45歳〈7位〉

代表歴・個人タイトル なし

33歳以上
 川前力也 33歳 リーグ戦38/177
 木沢正徳 35歳 リーグ戦148/169

リーグ戦(258×2+1265)+基礎点(29×5+30)+平均年齢(24.45−22.96)×10−ベテランマイナス{(148+38)×2+(169+177)}÷2=1602.9

川前木沢の実績をマイナス換算したら、ここが最下位になってしまいました。それでもコンサドーレとの差はたった8.1。去年のトゥーリオのように、実績以上の活躍をする選手が出てきたらどうなるかわかんないっすね。その役割を担うのは磯山小林矢畑伊藤マルキーニョか、それとも谷川斉藤か?
 
 

てなわけで、サンガフロンターレが飛び抜けてて、アルディージャ横浜FCベガルタヴァンフォーレが昇格争いに加わるかな、と。
J2も8節も過ぎちゃいまして、ベガルタサンガが期待を裏切ってくれてしまってますが。たぶんそのうち浮上してくるでしょう。いずれにしても去年以上の混戦になりそうで、いやぁ3位がどこか楽しみだわ。
・・・あ、予想大外ししたら、去年同様に謝りますんで。アビスパサポに陳謝する運命が目に見えてるよな気もしますが・・・