裏MVPはッキバレーってことで

 
 
 

グズグズやってたら優秀選手賞と優秀新人賞が発表されちまいましたが。いちお発表前から考えてたんで、そのままUPします。
表のMVPはあの選手かな、やっぱ? では決定済の賞から。




得点王 マルキーニョス(鹿島)

なーんかぶっちぎりになっちったねぇ。
 

功労選手賞 秋田豊(元鹿島名古屋京都名良橋晃(元フジタ〈JSL〉・平塚鹿島湘南黒崎久志(元本田技研〈JSL〉・鹿島京都神戸新潟大宮山口素弘(元全日空〈JSL〉・横浜フリューゲルス名古屋新潟横浜FC

黒崎、なんで引退から5年も経って?
 
 

さーて、こっから予想。まずは去年と違う項目から。



優勝監督賞 オリヴェイラ(鹿島)
最優秀監督賞 ストイコビッチ(名古屋)
その他候補 シャムスカ(大分)

久しぶりに優勝クラブの監督以外が最優秀に選ばれたりしないかな。今年ほど監督の重要性が目立ったシーズンってなかったからねぇ。
 

フェアプレイ賞 ガンバ大阪ベガルタ仙台
高円宮杯 清水エスパルス

去年は計算を間違えたので、今年はきっちりやりました。反則ポイントはガンバが29、ベガルタが39で、受賞規定の1試合1ポイント以下に当てはまる。
そしてエスパルスはなんとポイント0。フェアプレイ賞の基準をクリアした中でポイント最少のクラブに高円宮杯が与えられることになっているので、その規定が史上初めて適用されそう。そいでもってJ2からの受賞も初に。
 

フェアプレイ個人賞 川島永嗣(川崎)江角浩司(大宮)
その他候補 川口能活(磐田)

川島江角はイエローもレッドもなしで全試合全時間出場。このアルディージャ新旧キーパーがまず当確。
他にいるとすれば、計107分だけ欠場した川口。キーパー以外は下記のとおり、イエロー&レッドなしは出場2000分未満の選手しかいないので、たぶん受賞はなし。

【今季イエロー&レッドカードなしだった選手(17試合以上出場)】
●キーパー 川島永嗣(川崎)34試合/3060分 江角浩司(大宮)34/3060 川口能活(磐田)33/2953 榎本哲也(横浜M)31/2790 榎本達也(神戸)25/2250 西部洋平(清水)21/1890 岡本昌弘(千葉)21/1890
●キーパー以外 興梠慎三(鹿島)29試合/1772分 岡崎慎司(清水)27/1689 田代有三(鹿島)27/1546 野沢拓也(鹿島)27/1494 矢島卓郎(清水)24/1464 茂庭照幸(FC東京)22/1897 金沢慎(大宮)22/1196 山口慶(名古屋)22/783 石川直宏(FC東京)21/1063 西谷正也(札幌)21/805 吉原宏太(大宮)19/1146 佐々木勇人(G大阪)19/790 河原和寿(新潟)18/470 福田健介(東京V)17/720 河野広貴(東京V)17/555
 

新人王 小川佳純(名古屋)
優秀新人賞 長友佑都(FC東京)兵藤慎剛(横浜M)
その他候補 鎌田次郎(柏)松岡亮輔(神戸)原一樹(清水)河野広貴(東京V)本田拓也(清水)

今季J1で2人だけの2ケタ得点+2ケタアシストで(もう1人はジュニーニョ)、グランパス躍進の中心になった小川。プロ1年めから五輪本戦とW杯予選のサイドバックに定着した長友。この2人の優秀新人賞はまず間違いなし。あと1枠は出場時間の長さやチームの成績から考えて兵藤か。ただし年代別代表のことまで考慮すると、五輪本戦に出た中で長友以外に新人王対象者になった本田、U-19代表の河野の受賞もあるかも。
で、新人王は、やっぱり小川。リーグ戦での活躍はやっぱり長友より小川のほうが目立ったし。でも去年、安田理大が優秀新人賞にさえ選ばれなかった理由が未だにわからない・・・  へー、あと1枠は原かぁ・・・

【今季の新人王資格を獲得した選手】※アシスト数は非公式記録なのでTBS『スーパーサッカー』の記録より引用
小川佳純(名古屋)33試合/2895分/11得点/12アシスト 長友佑都(FC東京)29/2410/3/4 兵藤慎剛(横浜M)28/1954/2/1 松岡亮輔(神戸)28/1545/0/0 西大伍(札幌)27/2041/3/0 鎌田次郎(柏)26/2080/1/1 原一樹(清水)26/1165/6/2 大竹洋平(FC東京)23/802/4/3 土岐田洸平(大宮)22/588/1/0 柴崎晃誠(東京V)21/1507/1/0 萬代宏樹(磐田)20/1336/3/1 藤田征也(札幌)19/1171/0/2 菊地光将(川崎)17/1095/0/1 福田健介(東京V)17/720/0/0 河野広貴(東京V)17/555/2/0 本田拓也(清水)16/1103/1/1※五輪本戦出場の間に行われたリーグ戦1試合ぶんを加算
 

ベストイレブン

GK 曽ヶ端準(鹿島)
その他候補 西川周作(大分)

今季リーグ戦半分以上に出ていて防御率1未満だったのは曽ヶ端、西川、榎本哲也(横浜M)の3人。最もよかったのは0.64の西川だけど、ケガで試合数が22とちょっと少なくなったんで、受賞は全試合全時間出場の曽ヶ端かなぁと。

DF 内田篤人(鹿島)岩政大樹(鹿島)田中マルクス闘莉王(浦和)森重真人(大分)
その他候補 新井場徹(鹿島)阿部勇樹(浦和)長友佑都(FC東京)高木和道(清水)青山直晃(清水)阿部翔平(名古屋)山口智(G大阪)深谷友基(大分)

一応は絞ったつもりなんだけど…。優勝したアントラーズと最少失点のトリニータから選ばないわけにはいかないだろうし、レッズのディフェンダー陣もそんなに悪かったわけじゃないしトゥーリオは11点も獲ってるし、でもグランパスも失点は少なかったし、山口は例年どおりかそれ以上の出来だし、エスパルスも守備が安定してたし・・・って考えてくと、こんな感じです。  ふーん、エスパルス勢ゼロかぁ・・・

MF 青木剛(鹿島)小川佳純(名古屋)中村憲剛(川崎)遠藤保仁(G大阪)ホベルト(大分)
その他候補 谷口博之(川崎)伊東輝悦(清水)エジミウソンアウベス(大分)金崎夢生(大分)

アントラーズで守備と攻撃の素早い切り換えを生んだ青木グランパスで今季の戦術のカギを握り見事に役割を果たしアシスト王になった小川、その小川に1アシスト差でフロンターレの巻き返しの原動力になったケンゴ、そしてクラブでも代表でも例年どおりの活躍だったヤット、この4人はほぼ確実。
あと1枠は希望を込めてホベルトトリニータのリーグ最少失点を支えたのはディフェンダーとともに両ボランチの力が大きかったし、2人のうち守備への貢献度が大きかったのはホベルトのほうだったし。

FW マルキーニョス(鹿島)
その他候補 なし

赤嶺(FC東京)とかダヴィ(札幌)とかチョン・テセ(川崎)とか、もっと点獲ってればねぇ。
 

最優秀選手賞 マルキーニョス(鹿島)
その他候補 青木剛(鹿島)曽ヶ端準(鹿島)岩政大樹(鹿島)中村憲剛(川崎)遠藤保仁(G大阪)

やっぱマルキーニョスかなぁ。でもなーんか決め手に欠ける感じがするんですわ、絶対的な力強さがないっつーか。そうすっと攻守の要の青木、守備の中心の曽ヶ端岩政なんかもあるんではないかと。ひょっとしたらアントラーズ以外からの受賞も?
もしアントラーズ以外が優勝してたら、もっと混沌としてたでしょね。
 
 

今シーズンってほんと、異常事態だったと思うんですよ。
レッズは去年のMVPだったポンテがケガで、新戦力の高原アレックスが期待外れ。
ガンバはシーズン途中でいなくなったバレーがそのままチーム得点王で、得点源が分散せざるを得なかった(ついでにミネイロも)。
マリノスはロニーロペスの新外国人が思いっきりダメダメ。
エスパルスは、手もとの資料に「20点FWとして期待できると獲得」と書かれているマルコスアウレリオがたった9試合出場の無得点(そのぶん岡崎の覚醒を促したが)。
ジュビロはこれからチームのポイントゲッターになるはずの前田カレンが不調で、それを補うはずの萬代もそれほどではなく、おまけにまだ加賀大井くらいしか育ってなくて世代交代が特に遅れていたディフェンス陣の影響が色濃く出て、入れ替え戦に回る体たらく。
ジェフは移籍流出だらけで、後半戦で谷沢がフィットしてきたものの戦力ガッタガタ。

上位になったクラブだって万全だったわけじゃない。
フロンターレはフッキに振り回されて、我那覇はドーピング問題でジュニーニョは帰化問題で、さらに関塚監督が成績でなく体調のせいで途中交代。
アントラーズだって小笠原に途中加入の中田が途中離脱。
トリニータに至ってはエースの高松と昨季チーム得点王の高橋が揃ってケガで、2トップがまともに組めず攻撃が組み立てられなくて、チーム総得点はリーグワースト2。
想定どおりのメンバーでシーズン通して戦えたのはグランパスくらいのもん?

そこで違いを生んだのが監督の差。
オリヴェイラシャムスカストイコビッチが、戦術と指導力、選手からの信頼でチームとしての力を作り上げた(ピクシーがここまでできるとは…)。ジェフもミラー監督に代わってなんとか盛り返した。逆に監督がチームをまとめ切れなかったレッズは失速した。
特にエスパルスは象徴的でした。得点は岡崎が10点、枝村が8点、が6点、矢島西沢がそれぞれ5点。アシストも兵働が8、藤本が6、岡崎が4とけっこう分散。反則ポイント0を達成、つまりムリに相手を止める必要が少ない安定した守備をしていながら、フェアプレイ個人賞の対象になるのは岡崎&矢島のフォワード2人とキーパーの西部だけ。そして最終順位は5位。これは、攻撃も守備も特定の個人に依存しないチームづくりができていたことの表れだと思うんです。長谷川健太って、なんだか名将かもしれません。

今年がもし2ステージ制だったら、アントラーズの優勝はなかったんですね。
第17節まで1位だったのはレッズ。で、18〜最終節の間で勝ち点最多だったのは、実はエスパルスだったんですね。
2ステージ制でチャンピオンシップが行われてたら、個人のレッズvs組織のエスパルスみたいな感じになって、面白かったんじゃないすかね。
 
 

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